「PREACHER/プリーチャー」シーズン1 第10話より:
better safe than sorry
後で悔いるより先に備えた方が良い(転ばぬ先の杖、備えあれば憂いなし)
チューリップがヤボ用で町を留守にしている間に
アンヴィルは大騒ぎに包まれていた。
「日曜に教会で神を呼び出す」と言ったジェシーは未だ行方不明だが
町の人々はその日に向けて盛り上がっている。
Hell’s all this about?
一体何の騒ぎよ?(チューリップ)
Told you on the phone, God’s coming.
電話で話したろ、神が来るんだとさ。(モージー)
Come on, Mos. You don’t believe all that crap.
やめてよモージー。 そんな戯言信じてないでしょ。(チューリップ)
Well, better safe than sorry.
でもまあ、備えあれば憂いなしさ。(モージー)
Where is he? What happened? Root get him?
ジェシーはどこ? 何があった? ルート保安官に捕まったの?(チューリップ)
Redneck son of a bitch.
あのクソオヤジ。(チューリップ)
Uh, rumor has it that an even worse redneck got ahold of preacher.
それが噂によると、牧師はもっとタチの悪い野郎に捕まったらしいんだ。(モージー)
better safe than sorry は「後で悔いるより先に備えた方が良い
(転ばぬ先の杖、備えあれば憂いなし)」。
何かが起きる可能性に備えて、その時のために準備をした方が良い、
ということで、なぜか美容院で髪を染めているモージー(笑)。
神様の前にボサボサ髪では出られない、という女心でしょうか。
redneck は直訳すると「(日焼けにより)首筋の赤い人」、
それが転じて「(外仕事をする)白人労働者、(無教養な)田舎者」。
失礼な蔑称なので、普通は人に対して使うべきではないと思いますが
このシーンのチューリップのように相手をののしる場合とか
時折冗談の一環として使われる事があるようです。
が、私たちのようなノンネイティブは使わない方が無難でしょうし
多くの場合、人を色に例えるような言葉は、気を付ける必要があると思います。
rumor has it「うわさによると、世評によると、~ともっぱらの噂だ」。
get ahold of~「~と連絡を取る、~を手に入れる」。
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