ザ・メンタリスト シーズン6 第22話より:
attire
(儀式等のために人を)正装させる
マイアミで事件を捜査中のリズボンとジェーンは
捜査の一環で豪華なホテルに宿泊することとなる。
いつも通りの仕事着でチェックインしたリズボンは
ディナーは正装でと言われ困惑するが、
あらかじめ彼女の部屋には、ジェーンからのドレスが用意されていたのだった。
Oh, would you like me to confirm your dinner reservation?
夕食のご確認を致しますか?(ホテルフロントの女性)
Yes, ma’am.
お願いするよ。(ジェーン)
Certainly. Just so you know, evening attire is preferred.
かしこまりました。出来ればその、正装がよろしいかと。(ホテルフロントの女性)
I’ll… I’ll just get a sandwich or order room service.
それじゃ私は・・・ルームサービスでサンドイッチでも頼むわ。(リズボン)
I don’t have anything to wear.
着る服がないもの。(リズボン)
Oh, we’ll figure it out.
平気さ、何とかなる。(ジェーン)
(中略:それぞれの部屋に入った後、電話での会話)
Hey. Jane, this is too much. It’s too nice. We’re on a case.
ジェーン、これは贅沢すぎるわ。 仕事なのよ。(リズボン)
Well, it might be our last case together,
これは君と組む最後の事件かもしれないんだから、(ジェーン)
so, how could anything be too nice?
贅沢過ぎるなんてことはない。(ジェーン)
… The dresses are beautiful.
・・・素敵なドレスね。(リズボン)
I’ll see you at dinner.
ディナーで会おう。(ジェーン)
Yes, ma’am は女性への丁寧な応答で、
男性への応答 Yes, sir の女性版といった感じだと思います。
ma’am を友人知人関係で使うことはほぼないと思いますが、このシーンのようにホテル、
サービス業に属するようなお店、飲食店などでは何度か言われた記憶があります。
ma’am は中年以降の女性を指すイメージを持っていましたが
その時20代の私も ma’am と呼びかけられたので、
女性への敬称として年齢は関係なく使われるんだと理解しました。
ただ人によっては ma’am = おばさん(若くはない女性)と捉えて
気分を害す人もいるようなので
ジェーンのように明らかに(気を使うべき)他人同士で、
敬意を払う必要のある女性にだけ ma’am を使う、というのが安全かもしれません。
そして attire は「(儀式等のために人を)正装させる」、
発音は“アタィアー”という感じで、普段あまり聞きませんでした。
evening attire is preferred(夜の正装が好ましい)。
attire はドレスコードのある場面では頻繁に使われる言葉のようで
・evening attire(夜の装い)
・formal attire(礼服)
・business attire(ビジネススーツ・仕事用の装い)
など色々なパターンがあるようです。
attire は「その場や行われる式典等にふさわしい衣装」という意味なので
必ずしもドレス等の豪華な服装を意味するものでもありません。
しかし服装を指定されるシーンは、相対的に改まった場面が多いので
イメージ的には普段より気合を入れた服装、ということになりそうですね。
how could anything be too nice?(何が贅沢すぎる事になるのか?)
=「贅沢過ぎるなんてことはない」。
素敵ですねえ~、こんなサプライズ。
事件捜査の途中でなければ完璧なのに・・・。
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