ザ・メンタリスト シーズン3 第6話より:

explore all avenues
全ての方法を試みる、あらゆる可能性を探る


女性判事・フィッツウィリアムの屋敷で、娘のアビーが誘拐され
恋人のオースティンが遺体で発見される事件が起こる。

判事は数か月前にタッブスという囚人を裁いた際に
彼から復讐をすると脅しを受けており、今回の事件はタッブスの仕業に違いないと言う。

しかしリズボンは事前の身辺調査で判事の娘・アビーにはドラッグとアルコール問題があり
オースティンの遺体には女性の爪による引っ掻き傷があったと話す。

判事は娘は事件に関係ないとその事実を突っぱねるが、
リズボンは責務としてすべての可能性を調べる必要があると判事の理解を求める。

We’ll look into Tubbs, but there are other avenues to explore.
タッブスも調べますが、他の線もあたる必要があります。(リズボン)

Such as?
例えば?(判事)

Ma’am, in a matter of course, we looked into Abby’s background.
当然捜査の一環として、娘さんの身辺調査もしました。(リズボン)

She has issues with drug and alcohol abuse.
ドラッグとアルコールの依存症ですね。(リズボン)

Had issues.
過去の話よ。(判事)

(中略)

Are you suggesting that Abby fought with Austin and then killed him?
あなたはアビーがオースティンを殺したと言いたいの?(判事)

Like I said, ma’am, other avenues to explore.
先ほど申し上げた通り、あらゆる可能性を探らねばなりません。(リズボン)


explore all avenues は直訳すると「全ての通りを見て回る」、
それが転じて「全ての方法を試みる、あらゆる可能性を探る」という意味になります。

ここでは少し形が変わって
there are other avenues to explore(まだ探るべきところがある)となっています。

a matter of course 「当然のこととして、当たり前のこと」。

また、今回の事件は判事の母の通夜の席で起こるのですが
「通夜(に相当する式)」は wake と言うのを知りました。

日本ではお通夜の晩は、親族が寝ずに故人の亡骸の番をする風習がありますが
仏教徒とキリスト教徒で似た風習があるのは興味深いなあと思います。



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