トゥルーブラッド シーズン4 第1話より:
ask for the moon
無理な事を望む、得られないものをねだる
母の反対を押し切り、ホイトはジェシカと結婚。
2人だけで暮らし始めるが、ヴァンパイアのジェシカは食事を必要とせず
ホイトが仕事から帰っても家に夕食の用意はない。
ある夜、クタクタに疲れて帰った彼は
ソファでゆったりとトゥルーブラッドをすするだけのジェシカに
思わず不満をぶちまける。
I’m starving.
腹ペコだ。(ホイト)
Well, you got your pizza from Monday still left, I think.
月曜のピザの残りがあるんじゃないかしら。(ジェシカ)
You remember I eat, right? Like, food.
俺は食うんだよ、忘れたか?(ホイト)
(中略)
And you remember I don’t eat, don’t you?
私は食べないの、忘れた?(ジェシカ)
You eat me.
君は俺を食うからな。(ホイト)
A scrambled egg once in a while doesn’t seem like much to ask.
たまには卵を焼いてくれってのが、そんなに負担か。(ホイト)
(中略)
You know what? I’m not asking you for the moon, Jess.
無茶な頼みじゃないだろ、ジェス。(ホイト)
You like them runny?
半熟がいいの?(ジェシカ)
I don’t give a crap. I’m starving.
なんでもいい。 腹ペコなんだ。(ホイト)
once in a while「時折、たまに」。
A scrambled egg once in a while doesn’t seem like much to ask
(たまのスクランブルエッグが、そんなに過ぎた頼みとは思えない)
=「卵を焼いてくれってのが、そんなに負担か」。
そして ask for the moon は「無理な事を望む、得られないものをねだる」。
直訳すると「月を欲しがる・ねだる」、そんなふうに到底できない事を要求する
無理難題を言う=「無理な事を望む、得られないものをねだる」。
I’m not asking you for the moon(君に無理な要求はしていない)。
まあ食事をする人間同士の結婚でも、日々の支度はうんざりすることありますから
食事を必要としないジェシカが、何で私が・・・となるのも分かります。
最初はあなたがいるだけいい、って思って結婚するんだけど
一年も経つとこんな感じになるという、リアル(笑)。
runny「流れやすい、垂れやすい」。
You like them runny?(卵は半熟がいいの?)。
runny(走る[流れる]ような)状態、つまり卵の場合なら「半熟」、
これを鼻の具合にあてはめると
runny nose「ズルズルしている(鼻水が出やすい)鼻」となります。
I don’t give a crap「どうでもいい、知るもんか」。
お腹がすいていると、それだけで機嫌悪くなりがちですから
とりあえず卵でも何でも食べさせて、意味ない喧嘩を避けましょう(笑)。
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