イギリスといえばティーの国、事あるごとに紅茶で一服する様子は、ドラマ「ハッピー・バレー」でも描かれていました。
「ハッピー・バレー」ではもちろん3段トレーに各種お菓子やサンドイッチといったものではなく、マグカップにティーバッグをドボンと入れて、せいぜいショートブレッドをつまむといった感じの庶民のお茶タイムです。
私がロンドンで下宿していた家の老婦人は、午後4~5時くらいのアフタヌーン・ティーを夕食代わりにしていたことがあり、こちらはもう少し凝っていました。
スコーンにクリームとジャム、前夜の残り物のチキンをはさんだサンドイッチ、それらをゆっくりとお茶と一緒にいただくという感じで、一人暮らしの老婦人の午後の日課といった雰囲気でした。
私は2階の間借りした部屋で、マグカップにティーバッグをドボン式の庶民のお茶タイム、キャドバリーのチョコをかじりながら宿題をするといった感じでした。
しかし英国式アフタヌーンティーの憧れは絶ち切れず、一度だけロンドン市内のホテルに行ってみたことがあります。
しかしお値段が・・・。
サヴォイ、リッツなどのいわゆる一流ホテルでは軒並み5,000円以上、中級程度のホテルで3,000円くらい。
ウーン、家で飲めば、もしおやつを奮発しても、何ならプレタマンジェ(Pret a Manger)のサンドイッチをつけても、1,000円もあれば十分満足できる・・・。
留学中は決められた予算で生活をしないといけませんから、お茶で数千円は、ちょっと厳しかった・・・。
というわけで、私が本当に初めて、ピカピカ銀器の豪華な3段トレーでアフタヌーンティーをしたのは、帰国後に就職して出かけた香港のペニンシュラ・ホテルでした。
ザ・ロビーと呼ばれる一階のホールで、サンドイッチやスコーン、ケーキなど、キラキラしたお茶うけが並び、銀のティーポットが運ばれ、優雅なひとときであります。
ここでもお茶代はおよそ5,000円(高級アフタヌーンティーの相場なのか?)、旅先でなければ、そうそう出せない金額。
値段をパッと聞くと高いんですが、見事な内装の豪華な空間でお茶をたしなむと考えれば、他では出来ない体験です。
それに居酒屋で友達と飲むときの一回の金額と大体同じくらいですから、たまには「ダウントン・アビー」の世界のような、非日常の空間でゆっくりと時を過ごすために使うのも悪くありませんよね。
というか、地方のちょっとしたホテルでコーヒーを飲むのだって1,000円かかりますから、それを考えれば安いような気もしてきます。
またお菓子と紅茶という組み合わせは、虫歯予防とダイエットにも良いという話があり、確かにイギリスでは、病的に太った人をあまりみかけなかった気が。
コーヒーとドーナッツのアメリカ人は、結構ボリュームある人いますよね。
まあ本当かどうかはともかく、毎日のようにお菓子を食べる場合、コーヒーよりは紅茶をお供にした方が良いのかもしれません(?)。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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