先日から「Naruhito: Japan’s emperor proclaims enthronement in ancient ceremony – 徳仁:日本の天皇が即位礼で皇位継承を宣言」を読んでいます。

Japan's emperor


・「徳仁:日本の天皇が即位礼で皇位継承を宣言」(1)
・「徳仁:日本の天皇が即位礼で皇位継承を宣言」(2)

Didn’t Naruhito already ascend the throne?
徳仁はすでに即位しているのでは?

Emperor Naruhito officially began his reign on 1 May.
徳仁天皇は5月1日より正式に即位している。

According to news site the Japan Times, the ceremonies conducted on that day were “simpler, and meant to signify the inheritance of the throne immediately”.
ジャパンタイムスによればその5月に行われた儀式は「簡素なもので、即座の皇位継承を示すものであった」。

The Sokui no rei was a much more elaborate affair.
即位の礼とは、もっと入念な儀式である。

It’s not uncommon for there to be a gap between the first succession to the throne and the Sokui no rei.
皇位を継承した日から即位の礼まで、日にちがずれることは珍しいことではない。


succession「継承、相続、連続するもの」。

For Emperor Akihito, there was an almost two-year gap between his succession to the throne and the Sokui no rei.
明仁天皇の場合は、皇位継承日から即位の礼まで約2年のずれがあった。

According to one Japanese expert, the reason for the confusion this time round was because then-Emperor Akihito’s abdication broke away from the normal procedure.
日本の事情に詳しい人物によれば、今回の混乱は上皇明仁の退位が従来とは逸脱したものだったためであったという。


break away from~「~とのつながりを絶つ、~と決別する、~から独立する、~から脱却する」。

procedure「手続き、手順」。

He abdicated due to poor health, becoming the first monarch to abdicate in more than 200 years.
彼は健康上の理由から、200年ぶりに退位を決めた。

Usually, the celebratory enthronement can only take place after at least a year of mourning.
通常即位の礼は、最低でも天皇崩御に伴い一年間の喪に服したのちに行われる。

But because Emperor Akihito had stepped down, the ascension of Emperor Naruhito then was seen as much more of a celebration.
だが今回の天皇徳仁の即位は上皇明仁の譲位によるものなので、より祝賀の色が濃くなっている。

“The world just assumed that that [on 1 May] was the combined celebration, but the real celebration is what’s happening now,” Ken Ruoff, author of Japan’s Imperial House in the Postwar Era, told the BBC.
「世界の人々は5月1日に即位と祝賀を兼ねた儀式があったと思っていたでしょうが、本当の祝賀は本日行われているのです」と、作家のルオフ氏はBBCに語った。

“It’s not perceived as a big deal [to] the rest of the world who are like ‘didn’t we already do this?’ But it’s a big deal for the Japanese.”
「今日の儀式は『え、もう(5月1日に)やったんじゃないの?』と考えている世界の人たちにとっては、さして重要に感じられないかもしれません。でもこの儀式こそが日本人にとっては重要なものなのです。」


perceive「知覚する、気づく、捉える、感じ取る」。

- 完 -


えーと5月1日に関しては、記憶がもう薄れてきて・・・(笑)。

確か「今日から令和」という号外があちこちで配られたり、各地でカウントダウンイベントがあったりしましたよね。

でもルオフさんのおっしゃる通り、この即位の礼こそが、のちのちまで記憶される「天皇陛下のお代替わり」だろうなと感じます。

昭和から平成のお代替わりの時は、昭和天皇の崩御がまず衝撃で、あまり平成の始まりを喜べる雰囲気ではありませんでした。

のちの昭和天皇のお葬式「大喪の礼」の様子は、いずれ貴重な記録になるからと、父が全部ビデオ録画していたのを覚えています。

その日は学校も休みになって、確か天気は雨、全部で6時間くらいテレビ中継されていたような記憶があります。

通常はそんなふうに天皇陛下の崩御に伴い新天皇の即位となるので、なかなか祝賀ムード一色というわけにはいきません。

それだけに今回、200年ぶりの前天皇の譲位によるお代替わりということで、とても晴れやかな気持ちで新天皇の即位をお祝いできたのは新鮮な体験でした。

この令和が日本にとって平和で良い時代になることを心から祈ります。


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