昨日から「Five must-read books from Japanese literature – 日本文学で読むべき5冊」を読んでいます。
・「日本文学で読むべき5冊」(1)
・「日本文学で読むべき5冊」(2)
The Penguin Collection of Japanese Short Stories
(Penguin Classics, 2018)
The Penguin Book of Japanese Short Stories is an eclectic collection by various authors such as Haruki Murakami, Yasunari Kawabata, Banana Yoshimoto.
「ペンギンブック 日本文学短編集」は、村上春樹、川端康成、吉本ばななを含む、様々な作家の作品集だ。
eclectic「取捨選択する、折衷主義の、折衷的な」。
In a whimsical forward, Murakami explains how the collection is to serve as an introduction to Japanese literature.
独創的な序文で村上氏は、これは日本文学の入門となる作品集だと述べている。
whimsical「きまぐれな、むら気な、奇妙な、滑稽な、風変わりな」。
Despite the span of time and space, there is an underlining cohesiveness in that the authors are undeniably Japanese;
時代や場所に開きがあるにもかかわらず、集められた作家たちの根っこにはまとまりがあり、紛れもなく日本人的だ;
cohesiveness「凝集性、密着、まとまり、結束」。
their eye level is low and microscopic, like that of a haiku poet, somehow managing to grasp universal truths.
目線は低く微視的で、俳句のごとく不変の真理を描き込もうとしている。
microscopic「微に入り細にわたる、微視的な」。
That ‘universal truth’ often has Zen undertones, intertwined with Shinto fables of spirits and legends.
その「不変の真理」とは、しばしば禅の底意や神道の神話と絡み合わせて表現される。
undertone「小声、(意味や意図の)底意、含意」。
intertwine with~「~と絡み合わせる」。
fable「寓話、作り話、伝説、神話」。
この中で川端康成氏は、ノーベル文学賞受賞者ですが、どうしてもこの川端氏の話が出ると「聖天信仰」を思い浮かべてしまうムー民です。
というのは彼の妻・秀子さんが鎌倉にある宝戒寺にて、聖天様に大願成就をお願いする秘法の「浴油供」を行ったとされること。
その後まもなく川端康成氏がノーベル文学賞を受賞。
しかし受賞から3年半後に川端氏は自殺。
という、なかなかにムー民心をくすぐる裏話があるんですね。
川端夫妻がどこで聖天祈願のことを知ったのかは定かではないようですが、「浴油供」は実行する条件を整えるのも難しく、もちろん費用も大変かかるうえ、かなり行者の心身共にすり減らす大変な祈願方法であるため、これを実際にやってくれるお寺はとても少ないようです。
しかもかなり強力な願望成就(七代先までの福徳を一身に集められる)が期待出来るかわりに、無作法があれば容赦なく代償を取られる恐ろしい秘法でもあると。
当然、まず第一に川端氏の実力があってのことでしょうが、ともかく世界的な文学賞を欲するあまり、そうした分野にまで手を伸ばしていたと言われています。
ちなみにこの聖天信仰は、日本有数の財閥一族も古くから行っているという話もあり、何らかの力を感じている人々はいるようです。
都市伝説みたいなお話・・・信じるか信じないかはあなた次第です、という感じですね(笑)。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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