先日から「Five must-read books from Japanese literature – 日本文学で読むべき5冊」を読んでいます。

日本文学で読むべき5冊


・「日本文学で読むべき5冊」(1)
・「日本文学で読むべき5冊」(2)
・「日本文学で読むべき5冊」(3)
・「日本文学で読むべき5冊」(4)
・「日本文学で読むべき5冊」(5)
・「日本文学で読むべき5冊」(6)

Modern Japanese Short Stories
(Tuttle Publishing, 2019)



Here is another excellent and thorough collection of 25 short stories.
ここにもう一つ、素晴らしく完璧な25編の短編集がある。

In the forward, the book’s editor, Ivan Morris, who translated some of the stories,
編集者であり、収録作の何篇かの翻訳も担当したアイヴァン・モリスの序文によれば、

provides a brief Japanese history from the Meiji Era, when the Western form of literature was first introduced to Japan.
これは西洋の著述形式が初めて日本に紹介された明治時代からの日本文学の略史ともなっている。

Foreign novels were often translated by the Japanese authors, who then in turn were heavily influenced by the literary movement of the time.
海外作品はしばしば日本の作家に翻訳されており、その時代の流行りの文体にかなり影響を受けていることがある。

He writes, “The introduction into Japan of the writings of Zola and Maupassant had far-reaching effects in literary circles.
モリスは「ゾラとモーパッサンの伝来は、日本の文壇に大きな影響を及ぼした」と書いている。


introduction into「差し込み、挿入、導入、初輸入、伝来」。

literary circles「文学界、文壇」。

It accelerated the movement away from the traditionalism and, at about the time of the Russo-Japanese War (1904-05),
それらの作品が日露戦争時の頃の伝統主義からの脱却の機運を加速させると、

produced a group of influential writers who proclaimed that the purpose of literature was to search for the truth and to describe it with the detached accuracy of a scientist.”
影響力を持つ作家たちによる集団が生まれ、彼らは文学の目的とは真実を追求することであり、科学的根拠からは切り離した表現であるべきだと語った。


detach「引き離す、取りはずす、切り離す、離れる」。

accuracy「正確さ」。


編集者のアイヴァン・モリス氏はロンドン大学で「源氏物語」を研究し、日本古典文学研究の第一人者として知られています。

また彼の晩年の著作「高貴なる敗北」の中の「第九章 大西郷崇拝-西郷隆盛」は、映画「ラストサムライ」に大きな影響を与えたそうです。

三島由紀夫とも非常に仲が良く、一緒に旅行をするほどの関係で、彼が「豊饒の海」を完成させた後、モリス氏宛てに手紙を送っていたとか。

その手紙に何が書かれていたのかは分かりませんが、昭和の日本文学史において大きな役割を果たした方だったと思います。


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