先日から「The best James Bond themes that never made it to the screen – ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」を読んでいます。
・「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(1)
・「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(2)
・「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(3)
・「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(4)
・「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(5)
・「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(6)
Pulp, Tomorrow Never Lies
パルプ「トゥモロー・ネバー・ライ」Film: Tomorrow Never Dies (1997)
作品:「トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)」
Lost to: Sheryl Crow
主題歌に決まったのは:シェリル・クロウ
Better than the chosen theme?: Yes
実際選ばれた曲と比べて?: こちらの方が良かった
Most Bond-like lyric: The city streets are littered with the casualties
ボンドっぽい歌詞:通りは犠牲者たちで雑然としている
When the producers were looking for a song for Pierce Brosnan’s Tomorrow Never Dies, they were particularly proactive, asking several bands to contribute.
当時プロデューサーがピアース・ブロスナン主演の「トゥモロー・ネバー・ダイ」の主題歌探しに非常に積極的で、幾つかのバンドに声をかけていた。
proactive「率先した、前向きな、積極的な」。
One on the longlist was Pulp, the Britpop band who had become national treasure in the UK thanks to 1995’s Common People.
その長いリストに95年の「Common People」で国民的バンドになったパルプも含まれていたのだ。
In true Bond-ticking-timer tradition, apparently, they didn’t have much time to do it, either
正にいつでも時に迫われているボンドらしく、彼らにも多くの時間は許されていなかった、
“It was weird. They set up a kind of American Idol situation, where they asked about nine different artists to come up with a Bond song,” frontman Jarvis Cocker told Time Out.
「すごく妙だった。まるでアメリカンアイドル(選抜オーディション)みたいな状況で、9組のアーティストに主題歌の声がかかっていたんだ。」とフロントマンのジャーヴィスがタイムアウトのインタビューで語っている。
“They listen to nine different attempts of working “tomorrow never dies” into a lyric.
「彼らは tomorrow never dies という歌詞が入った9つの試作曲を聞くわけだよね。
attempt「試みる、企てる、挑む」。
We were told on a Wednesday that the deadline was Friday. Consequently, I was really pissed off when they went with Sheryl Crow instead.”
僕らは水曜に、締め切りは金曜だと知らされた。結果的にシェリル・クロウに決まったと知ったときは、かなりムカついたよ。」
consequently「だから、それゆえ、その結果として、従って」。
ええーっ、これはパルプで実現してほしかったー!!!
今でも彼らの「Disco 2000」はよく口ずさむほど、パルプ好きでした。
let’s all meet up in the year 2000(2000年になったら会おうね)って歌詞が、あの頃は未来を表していたのに、もう2020年・・・(笑)。
どうもこのピアース・ブロスナン時代は、ボンド映画も試行錯誤の時代だったような気がします。
ボンドカーもアストンマーティンからBMWになって、敵方もそれまでのドイツやロシアではなく北朝鮮だったり中国も絡んできたり、主題歌もマドンナやシェリル・クロウなど、以前とは違う系統の音楽にシフトしていました。
しかし Tomorrow Never Lies(明日[未来]は嘘をつかない)って、一瞬ただのダジャレかと思いましたが、歌詞を見ればボンドにふさわしい曲になっていて、時間も少なかったのにさすがだなと。
大作映画のオープニングとしては少し地味な感もありますが、意外に良い曲(フザけてない)でびっくりしました。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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