先日から「Uncovering Amazake: Japan’s ancient fermented superdrink – 甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」を読んでいます。
甘酒は、未だ解明されないことが多すぎる不思議な飲み物。
・「甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」(1)
・「甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」(2)
・「甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」(3)
・「甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」(4)
・「甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」(5)
・「甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」(6)
・「甘酒の秘密:日本古来のスゴイ発酵飲料」(7)
Adam Yee, an Austin-based food scientist and host of the podcast My Food Job Rocks, agrees that the minerals and vitamins contained in amazake will help the appearance of skin and hair – if consumed in large amounts.
オースティンを拠点とする食品科学者であり、ポッドキャスト My Food Job Rocks の主催者でもあるアダム・イー氏は、甘酒に含まれるミネラルとビタミンが、肌と髪の見栄えを良くする点には同意する – もし大量に摂取すればの話だが。
But he also says that the power of suggestion plays a large part in determining a food’s worth.
しかし同時に、連想の力はその食品の価値を決定する上で大きな役割を担っているとも語る。
suggestion「提案(すること)、提言、提議、暗示、示唆、ほのめかし、思いつき、連想」。
power of suggestion「連想の力」。
He cited bone broth’s spike in popularity, a beverage that made many similar claims, as one example of good PR.
彼は優れた宣伝例の一つとして、甘酒と似た評判で人気が急上昇した骨から煮だすスープ(出汁)の事例を引用した。
However, he also made it clear that because amazake has an element that’s still very hard to scientifically account for, there may be some hidden, unaccounted truth to these claims.
ただし甘酒には依然として科学的説明が困難な要素があるため、喧伝される効果については、未だ隠れた解明されない真実があるかもしれないとのこと。
“Fermentation is something that we really don’t know much about,” he explained.
「発酵については、未だよく分からないことが多いのです」と彼は説明する。
“It’s not like, give it one thing and [it] spits out another thing.
「1を与えたら別の1が吐き出されるようなものではありません。
Food is so complex, the koji that’s eating whatever it’s around, might actually create something different.
食物とはとても複雑で、周りにあるものを何でも食べる麹は、実際には何か違うものを作り出しているかもしれません。
You can say the same thing about yeast.
酵母についても同じことが言えます。
Bread and wine are two different things, even though they use the same yeast strain.”
パンとワインは二つの異なる物ですが、使われるのは同じ酵母株なのです。」
strain「ピンと張る、研ぎ澄ます、緊張させる、ひずませる、変形させる、(人・動物・植物の)種族、血統、菌株」。
アダム氏の考えでは、甘酒の各種効果は科学的な根拠が未だ薄いけれども、発酵のメカニズムには未知の部分が多いので、真実である可能性もあると。
さらに甘酒に限らず、この食べ物は○○に効果があると評判になると、その食べ物の価値が上がって人気になることがあるよ、とそういう話でした。
発酵した食べ物は元の状態からは変質しますが、それが腐っているのか(食べたらキケン)、それとも発酵しているのか(食べてもOK、体に良い)は、人は匂いから本能的に判別できるのだとか。
臭いけれど何となく好ましくもある匂い、それが発酵臭。
最近、家庭菜園のために土を耕したんですが、この時、なんとも言えない少し甘いような、多少キノコのような良い匂いがするんです。
それは一年前に野菜くず等の生ごみと米ぬかを埋めておいた土から立つ匂いで、明らかに生ごみは変質していますが、立ちのぼるそれは腐臭ではないのです。
ああこれが発酵の匂いか、と土いじりをしながら発酵の不思議を実感しました。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!