今日から「The simple maths error that can lead to bankruptcy -「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」を読んでいます。


Fifteen years ago, the people of Italy experienced a strange kind of mass hysteria known as “53 fever”.
15年ほど前、イタリアの人々は「53フィーバー」として知られる、奇妙な集団ヒステリーを経験した。


mass hysteria「集団ヒステリー」。

The madness centred on the country’s lottery.
この狂乱は国の宝くじが発生源だった。


centre on「~に集中する、~を中心・軸とする、~に重点を置く」。

Players can choose between 11 different wheels, based in cities such as Bari, Naples or Venice.
参加者は、バーリ、ナポリ、ヴェネツィアなどの都市を拠点とした11の異なるホイールから選択できる。

Once you have picked which wheels to play, you can then bet on a selection of numbers between 1 and 90.
参加するホイールを選択したら、1から90までの数字を選んで賭けるのだ。

Your winnings depend on how much you initially bet, how many numbers you picked and how many you got right.
賞金は自分が最初に賭けた金額、選んだ数字の数、そして当たった数によって変わる。

Sometime in 2003, however, the number 53 simply stopped coming up on the Venice wheel
だが2003年のある時、53番がヴェネツィアのホイールで出なくなり、

- leading punters to place increasingly big bets on the number in the certainty that it must soon make a reappearance.
53がきっとすぐに出るはずと考えた賭け客たちが、53番への賭け金をどんどん大きくしていった。


punter「(競馬で)賭ける人、顧客、観客、売春婦の客」。

By early 2005, 53 fever had apparently led thousands to their financial ruin, the pain of which resulted in a spate of suicides.
2005年の初めまでに、出そうで出ない53番への熱狂が、どうやら数千人を経済的破滅に導き、その痛みで自殺が相次ぐ結果となったらしい。


apparently「(実際はともかく)見たところでは、どうも、明白に」。

spate「大水、ほとばしり、多数、続発」。

The hysteria only died away when it finally came up in the 9 February draw, after 182 no-shows and four billion euros worth of bets.
このヒステリーは、182回の空振りと40億ユーロ相当の賭け金が積み上がった後、2月9日の抽選でようやく53が出た時に終結した。



いや~、この53は約2年間出なかった(そんな偶然あるの?笑)ようで、熱狂したイタリア人たちの気持ちも分かります。

多分、この「次こそ出るはず」という考えが勘違いだという話なのでしょうが、あまりにも出ないとおかしいと感じてしまう人は多いはず。

それが勘違いだと知っておくだけでも、その後の数字にまつわる判断で役立ちそうですよね。

さっそく先を読んでいきましょう!


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