先日から「The simple maths error that can lead to bankruptcy -「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」を読んでいます。


・「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」(1)
・「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」(2)
・「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」(3)
・「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」(4)
・「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」(5)
・「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」(6)

Would they, like the judges, loan officers and baseball umpires, “bet” against a streak?
彼らは裁判官やローン審査員、野球の審判のように、流れに逆行して「賭け」るだろうか?

Avugos’s team recently analysed shootouts at events such as the FIFA World Cup and the UK’s Champions League – and that is indeed what they found.
Avugos氏の研究チームは最近、FIFAワールドカップや英国のチャンピオンズリーグ等でのシュート合戦を分析し、ある事を発見した。

Given these results, the team argue that footballers could exploit this tendency by continuing to shoot in the same direction during a penalty shootout.
その結果、研究チームはサッカー選手がPK戦中に同じ方向にシュートをし続けることで、この傾向を利用できると主張する。


tendency「傾向、性向、性癖、(作品・言葉などに表われた)特定の傾向・意図」。

Most jobs may feel a world away from these high-stakes situations, but Shue believes that the gambler’s fallacy will be prevalent in many other careers
ほとんどの仕事はそうした“いちかばちか”の状況からは遠い世界の物だと感じるかもしれないが、共同研究者のシュー氏の考えでは、この「ギャンブラーの誤謬」は他の多くの職業でも広く起こっている、


high-stakes「(賭けや予測が)いちかばちか、大ばくちの」。

prevalent「一般に行なわれる、流行する、広く行なわれて、いたる所にあって」。

- even when we don’t realise we’re making unconscious probabilistic judgements.
自分が無意識にそんな判断をしていると気付かない時にさえ。


probabilistic「確率的な」。

She gives the example of employee recruitment.
シュー氏は一例として従業員採用の例を挙げる。

If the interviewers have already seen one good candidate, they might not expect another exceptional individual.
面接官がすでに優秀な候補者を見つけている場合、彼らは他の優秀な候補者を期待しないかもしれない。


exceptional「例外的な、異常な、特別の、まれな、非凡な、並外れた、優秀な」。

“And then I’d be more likely to give a harsh rating to the next person.”
「そして次の候補者には厳しい評価を与える可能性が高くなるでしょう。」

The same goes for teachers grading essays, she says.
これはエッセイを採点する教師にも同じことが言えるとシュー氏。

Similarly, if you were a publisher considering new novels, you might reject the next JK Rowling based solely on the fact that you have recently commissioned a couple of other stellar manuscripts.
同様に、もしあなたが新しい作品を検討する出版社だった場合、最近他にもいくつかキラリと光る原稿を託されたという事実だけを基準に、次のJ・K・ローリングをボツにする可能性がある。


based solely on「~だけを基準に、~を唯一の拠り所にして」。

commission「委任、委託、委任状、(委任された)仕事、任務、依頼、注文、頼みごと、(官庁などの調査・管理などを委託された)委員会(の人たち)」。

stellar「星の(ような)、星から成る、主要な、傑出した、花形の、(星のように)素晴らしい・きらめいた・輝かしい」。

manuscript「原稿、手稿、写本」。


となると世の中って、どの順番になったか?によって結果が左右される事が、結構あるのかもしれません。

これからは、人が合否を決めるような物事は「良い順番」に当たるよう、強く念じて臨むといいかも(?)。


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