先日から「Pulp’s Different Class: The album that defined an era -「パルプ“Different Class”時代を示したこの一枚」を読んでいます。

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・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(1)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(2)

Cocker formed the band in Sheffield in 1978, when he was just 15 years old.
コッカーは1978年、わずか15歳の時にシェフィールドでバンドを結成。

In The Pulp Masterplan – a statement written in an exercise book when he was a teenager and which he revealed this summer in The Big Issue, he wrote:
パルプの基本計画(彼が10代の頃に練習帳に書いたもので、今夏ビッグイシューで明かされた)で、彼は次のように書いている、


masterplan「基本計画、総合計画」。

“The group shall work its way into the public eye by producing fairly conventional, yet slightly offbeat, pop songs.
「このグループは、かなり陳腐ながら少し風変わりなポップソングを作ることで、世間の注目を集める。


conventional「(人・意見・行動等が)型にはまった、紋切り型の、平凡・陳腐・月並みな、様式的な、在来・従来の、慣習・慣例の」。

After gaining a well-known and commercially successful status, the group can then begin to subvert and restructure both the music business and music itself.”
名声と商業的に成功した立場を得た後、グループはビジネスと音楽自体の両方を破壊し、再構築を始められる。」


subvert「倒す、転覆させる、滅亡させる、破壊する、堕落させる、次第に失わせる、腐敗させる」。

Originally called Arabicus, then Arabicus Pulp, then just Pulp, the band went through several line-up changes and spent more than a decade in obscurity before starting to garner attention in the early 90s.
元々はArabicus、次にArabicus Pulp、そしてPulpとなったバンドは、幾度かのメンバー変更を経ながら、90年代初頭に注目を得るまで10年以上不遇な時を過ごした。


obscurity「不明瞭、曖昧、難解、世に知られぬこと、無名、低い身分、名もない人、暗さ、もうろう」。

garner「集め(て蓄え)る、~を(努力して)獲得する」。

By then they were made up of Cocker (vocals), Russell Senior (guitar, violin), Candida Doyle (keyboards), Nick Banks (drums) and Steve Mackey (bass).
その頃までに、バンドはコッカー(ボーカル)、ラッセル・シニア(ギター、バイオリン)、キャンディダ・ドイル(キーボード)、ニック・バンクス(ドラム)、スティーブ・マッキー(ベース)で構成された。

In 1994, Pulp’s fourth album, His ’n’ Hers, reached number nine in the charts, got them their first top 40 single (Do You Remember the First Time?) and landed a Mercury Music Prize nomination.
1994年、パルプの4番目のアルバム「His’n’Hers」はチャートで9位になり、最初のトップ40シングル(Do You Remember the First Time?)を獲得、マーキュリー音楽賞にノミネートされる。



90年代にブレイクするまで、無名時代が結構長かったんですね。

しかしジャーヴィスが10代の頃に書いた基本計画は、結構叶っているような気がします。

日本を代表するアートディレクター・衣装デザイナーである石岡瑛子さんも、高校生の頃に絵本形式で自分の一代記をイラストと英語で書いていて(創造力を活かして海外で活躍する、世界的スターと仕事をする等々)それを見事に実現されています。

石岡さん、そしてこのジャーヴィスも行った願望や計画を紙に書くというのは、本当に力があるんだなと思える話でした。


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