先日から「How John Lennon was made into a myth -「ジョン・レノンは如何にして神話となったのか」を読んでいます。

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・「ジョン・レノンは如何にして神話となったのか」(1)
・「ジョン・レノンは如何にして神話となったのか」(2)
・「ジョン・レノンは如何にして神話となったのか」(3)
・「ジョン・レノンは如何にして神話となったのか」(4)

Speculative Lennon fictions

不確かな創作上のレノン

speculative「思索的な、推論的な、投機的な、思惑の、不確か・危険な」。

Perhaps a more satisfying parallel-universe portrayal can be found in Ian R MacLeod’s 2013 novella Snodgrass, which finds Lennon aged 50, a scruffy, unemployed loser.
おそらくより納得出来るパラレルワールドでの描写は、イアン・R・マクラウドの2013年の中編小説「Snodgrass」で、この作品では50歳のレノンが、みすぼらしい負け犬の失業者として描かれている。


parallel-universe「パラレルワールド、並行世界、異世界」。

scruffy「うす汚い、みすぼらしい」。

Like Yesterday it’s a “what if…?” story, this time the central conceit being that Lennon walked out on the Beatles in 1962 because he wanted to release Love Me Do as their debut single (as they did in reality) but they went with a different track.
映画「イエスタデイ」のように、これも「もしも?」の世界の話で、核となる着想は、レノンがデビューシングルとして「ラヴ・ミー・ドゥ」をリリースしたがった(実際にそうだったように)ために、1962年にビートルズを抜け、残ったメンバーは別の曲でデビューしたことだ。


conceit「自負心、うぬぼれ、独断、私見、(詩文などの)奇抜な着想、奇想、奇抜な表現」。

However, in MacLeod’s vision, It’s not just a case of Lennon watching from afar at the life he could have had.
だがマクラウドの描く世界では、レノンが自分が送るはずだった人生を遠くから眺めているだけではない。


from afar「遠くから」。

Instead, the Beatles never quite achieve the fame they did in reality, such was his influence and integral role in the band.
代わりにビートルズは現実世界で得たほどの名声も、またレノンも自身の影響力やバンドにおける不可欠な役割といった事を、同じようには達成出来ない。

Snodgrass was subsequently adapted into a TV film, with the script written by former NME journalist and now novelist and screenwriter, David Quantick.
その後「Snodgrass」は、元NMEジャーナリストであり、現在は小説家兼脚本家であるデイビット・クヴァンティックによる脚本で、テレビ映画にもなっている。


subsequently「その後、後に、続いて」。

“The interesting thing as a writer about Snodgrass was that it liberated you from all the clichés about John Lennon, because you could do what you liked with him.
「脚本家として興味深いのは、この作品でさんざん言い尽くされたジョン・レノン像から解放された事で、なぜなら彼と一緒に何でも好きなことを出来たんです。


cliché「決まり文句、陳腐な表現」。

There was no official legend of the Beatles to have to fit into,” says Quantick, who also wrote a book in 2002, Revolution, which was a deep-dive into the band’s White Album.
そこには辻褄合わせが必要なビートルズの逸話はありませんでしたから」と、2002年にバンドのホワイトアルバムを深く掘り下げた「Revolution」という本も書いたクヴァンティック氏は言う。


fit into「収まる、納まる、はまる、調和する、ぴったりはめ込む、取りつける、適合する」。


この「Snodgrass」の多分第一話が、Youtubeに落ちていました。

約30分なので、それが何話か続くシリーズ物なんでしょうね。


またもしビートルズを抜けていたら・・・という話で言えば、実際に脱退し、映画にもなったスチュアート・サトクリフが居ますよね。

Wikiによれば「ルックスもよく、画家としての実力にも優れた学校のスター的存在」であった彼がもし残り続けていたら、ジョン・レノンの人生も違っていたのかもしれません。

サトクリフは61年に脱退して、その一年後に亡くなっているので、ビートルズに居続けてもやはりそうだったのか、それとも今も存命だったかは分かりませんが、彼を題材にした「もしも」物語を構想している作家もどこかに居るような気がします。


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