先日から「Why ‘mood shame’ is bad for you -「不機嫌な自分も嫌わないで」を読んでいます。

不機嫌な自分も嫌わないで


・「不機嫌な自分も嫌わないで」(1)
・「不機嫌な自分も嫌わないで」(2)
・「不機嫌な自分も嫌わないで」(3)
・「不機嫌な自分も嫌わないで」(4)

Searching the psychological literature, I soon came across a study from the Max Planck Institute for Human Development in Berlin, Germany that attempted to show exactly that.
心理学の文献を調べていると、ドイツのベルリンにあるマックス・プランク教育研究所で、まさにそれを証明する試みがなされていることに気づいた。

The researchers asked their participants to rate various emotions, such as nervousness, anger or feeling downcast, on their unpleasantness.
研究参加者たちに、緊張や怒り、あるいは気分が沈むなど、様々な感情について、その不快度を評価してもらう。

They also asked people about their appropriateness, their utility and their meaningfulness – three dimensions that together captured how much the participants “valued” each feeling.
さらに「適切であること」「有用であること」「意味があること」の3つの側面から、参加者がそれぞれの感覚をどれだけ「大切」にしているかを尋ねた。

Overall, the participants who saw a positive value in their “bad” moods
全体として「悪い」気分に肯定的な価値を見出した参加者は、

tended to fare much better on measures of mental and physical wellbeing, including their risk of illnesses, such as diabetes or cardiovascular disease, and even their muscle strength (which was considered a general indicator of fitness).
糖尿病や心血管疾患などの病気のリスク、さらには筋力(体力の一般的な指標とされる)など、精神的・身体的な健康指標ではるかに良い結果を出す傾向があった。

Indeed, a capacity to see value in unpleasant emotions almost eliminated any link between a participant’s health and the actual number of upsets the person reported experiencing over a three-week period.
それどころか不快な感情に価値を見出す能力によって、参加者が3週間のうちに経験した動揺の数と健康状態との関連性はほとんど断ち切られていた。



気分が落ち込んだり、不機嫌になった時に、その感情を「良くないこと」と封じ込めるよりも「これも自然な心の動き」と受け止める人は、心身の健康をより良く保てる傾向にあると。

「憎まれっ子世にはばかる」も、周りを(例え憎まれても)気にせずグイグイ突き進む、メンタルとしては「気にしない」人が世間で幅を利かせることが多い、といった意味ですから、まあそうなのかな~、という気がします(笑)。


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