先日から「Meet Japan’s first female bathhouse artist -「日本初の女性銭湯アーティスト」を読んでいます。
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(1)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(2)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(3)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(4)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(5)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(6)
My mother didn’t raise me to be aware of my gender as a woman.
母は私を女性としての性別を意識するようには育てませんでした。
She would just tell me, ‘if there is something you want to do, try it’,” Tanaka said.
母からは「やりたいことがあるなら、やってみなさい」と言われるだけでした、と田中さん。
When she wasn’t unloading supplies or hauling heavy cans of paint up and down ladders, most of Tanaka’s first year with Nakajima was spent quietly observing him work.
彼女と中島さんの最初の一年は、物資の積み下ろしや、塗料の入った重い缶をハシゴで運ぶこと以外、ほとんど彼の仕事を黙って見るのみだった。
Over time, Nakajima allowed her to begin drawing small sections of his paintings, teaching her from the top of the mural down
やがて中島さんは彼女に徐々に絵を描くことを許すようになり、壁画の上から下へと指導していった
- rolling the blue sky, adding shadows to the puffy clouds, painting the smaller pine trees and mixing colours to show movement in the sea.
青い空から始まり、ふわふわの雲に影をつけ、小さな松の木を描き、海の動きを表現するために色を混ぜる等々。
But for more than six years, one thing she was never allowed to do was paint Mount Fuji.
しかし6年以上もの間、彼女が決して描くことを許されなかったのが、富士山だった。
As part of Tanaka’s sento study, Nakajima taught her about the industry’s golden era.
田中さんの銭湯研究の一環として、中島さんは業界の黄金期について教えてくれた。
When he entered the trade in 1964, his four-artist company was one of 16 bathhouse mural businesses in Tokyo.
彼が1964年に入社したのは、4人の絵師からなる、東京に16社あった銭湯壁画のうちの1社であった。
Throughout the 1960s and ‘70s, he would paint between 600 and 800 sento murals a year, but in the years before taking on Tanaka, he’d be lucky to paint 100.
1960年代から70年代にかけては、年間600から800枚の銭湯壁画を描いていたが、田中さんを教える前の数年間は、100枚描ければ上出来という状態。
And as Tanaka soon realised, because of the job’s physical demands and toxic chemicals that could affect women hoping to have children, there had never been a female master.
そして田中さんがすぐに気づいたのは、この仕事は肉体労働であり、子供を持ちたい女性にとっては有害な化学物質もあるため、女性の親方は一人もいなかったという事だ。
ジェンダーどうこうというより、女性にとって身体的な負担があるため、女性の銭湯絵師は居なかったと。
顔料、昔は女性用の白粉なども鉛が含まれていましたよね。
現在も美しい色を出す物の中には、そういう危険物質もあるのでしょうか。
さらに先を読んでいきましょう。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!