先日から「How to escape the tyranny of the clock -「時計の支配から逃れる方法」を読んでいます。

時計の支配から逃れる方法


・「時計の支配から逃れる方法」(1)
・「時計の支配から逃れる方法」(2)
・「時計の支配から逃れる方法」(3)
・「時計の支配から逃れる方法」(4)
・「時計の支配から逃れる方法」(5)

Clock accuracy continued to increase with the development of quartz clocks in the 1920s, and later the astoundingly sensitive atomic clocks.
時計の精度は、1920年代にクオーツ時計が開発され、その後、驚異的な感度を持つ原子時計が開発されたことで、さらに向上。

Today, the output of 400 atomic clocks in labs around the world is averaged to keep International Atomic Time (TAI) accurate.
現在、世界中の研究所にある400個の原子時計の出力が平均化され、国際原子時(TAI)の正確さが保たれている。

There are now optical atomic clocks under development that won’t lose or gain asecond in 15 billion years.
今では150億年経っても前後1秒も狂わない、光原子時計が開発されている。

Our financial markets, global positioning systems and communications networks all rely upon supremely accurate clocks.
金融市場も、全地球測位システムも、通信ネットワークも、すべて極めて正確な時計に依存している。

But it was during the industrial revolution that humans began to be ruled by the clocks we built.
だが人間が自らが作った時計に支配されるようになったのは、産業革命の時代からだ。

Clock time was a way to organise large groups of people, thereby managing not “individual time” but “collective time”.
時計の時刻は「個人の時間」ではなく「集団の時間」、大人数を組織化し管理する方法となった。

“If you think about history and clocks in monasteries, churches and railways, they basically were coordinating technologies,”
「歴史を振り返ると、修道院や教会、鉄道の時計は、基本的に技術を調整するものでした」

says Judy Wajcman, a sociologist at the London School of Economics and Political Science and author of Pressed for Time: The Acceleration of Life in Digital Capitalism.
と語るのは、ロンドン大学経済政治学院の社会学者で「Pressed for Time」の著者であるジュディ・ワイクマン氏。

“The big transformation everyone talks about is how labour gets commodified into clock time.”
「大きな変わり目は、時間による労働の商品化でしょう。」

Before this most people focused on “task-oriented time”, explains On Barak, a historian at Tel Aviv University, Israel.
それ以前は、ほとんどの人が「作業本位の時間」に集中していた、とイスラエルのテルアビブ大学の歴史学者であるオン・バラック氏。

Importance was given to the time it took to complete a given task, from ploughing a field to reading the Quran, than using an abstract numeric notion of time.
畑を耕すことからコーランを読むことまで、与えられた作業の完了までにかかる時間を、抽象的な数値の概念よりも重視していた。

Time in agricultural economies were also more in tune with the natural rhythms of the days and seasons.
また農業経済における時間は、日や季節の自然なリズムと調和していた。

But with the industrial revolution, employers needed a way to synchronise factory workers, to coordinate the arrival of raw materials and optimise production.
しかし産業革命が起こると、雇用主は工場で働く人々を同期させ、原材料の到着を調整し、生産を最適化する方法を必要とした。

The answer was clocks and it fundamentally changed our relationship with the clock.
その答えが時計であり、時計と人々の関係を根本から変えることになったのだ。



産業革命で人々の仕事が、個人単位で働く農業から、集団で働く工場作業に変わった。

それにより大勢を管理する必要が生まれ、その軸として時間が用いられた。

それが今にまで続き・・・人々を時間で縛る労働体系が主流になった。

こうして見ると、産業革命は色々な影響を及ぼしたんですね。

資本家と労働者という関係を強め、時間が大きく人々にのしかかるようになり、自然のリズムで生きることから遠ざかった。

その代わり、便利で安定した生活がもたらされ文明は向上しました。

今はそれも頂点を極めて、今度は逆に裕福な人々があえて田舎に住み、自然と生きることが贅沢な楽しみという考え方になってきています。

やっぱり歴史は繰り返すのですね。


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