先日から「How a magician-mathematician revealed a casino loophole -「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」を読んでいます。
・「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」(1)
・「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」(2)
Card counting is a practice in which a player keeps track of which cards have been dealt in order to have a slight advantage predicting the probability that the next card is a winner or loser.
カードカウンティングとは、プレイヤーが配られたカードを記録しておくことで、それによって次のカードで勝つか負けるかの確率を予測し、少しでも有利にしようとすることだ。
The practice has been around for decades (and in some games like Bridge is a legitimate part of the gameplay), but is heavily cracked down on in casino games like Blackjack.
これは何十年も前から行われているが(ブリッジ等では正当なゲームプレイの一部とされている)、ブラックジャックのようなカジノゲームでは激しく取り締まっている。
The use of technology to assist a card counter is outlawed.
カードカウンターを補助する技術の使用も禁止されている。
The executives were horrified.
幹部たちは恐ろしくなった。
“We are not pleased with your conclusions,” they wrote to Diaconis, “but we believe them and that’s what we hired you for.”
彼らは「あなたの結論にはがっかりしています」とディアコニスに書き送り「ですがそのためにあなたを雇ったのですから、それを信じます。」
The company quietly shelved the prototype and switched to a different machine.
会社はそっとその試作機を棚上げにし、別の機械に切り替えることとなった。
Diaconis has spent a lifetime studying problems that live on the borderlands between order and randomness.
ディアコニスは、秩序と無作為の境界線上にある問題を研究することに生涯を費やしてきた。
Whether it is decoding scrambled messages, reassembling strands of DNA, or optimising web search engines,
スクランブルメッセージの解読、DNA鎖の再構築、ウェブ検索エンジンの最適化等々
he has a knack for transforming these problems into a question about card shuffling.
彼はこれらの問題をカードシャッフルの問題に変換するのが得意なのだ。
いっそのこと、ディアコニス氏にカードシャッフル機を開発して欲しいと思った関係者は多かったのでは?(笑)。
本当の無秩序、ランダム性を発生させるって難しいんですね。
私も少しプログラミングをするんですが、コンピューターまかせのランダム処理も、単純に組むと結構規則性を感じます。
この規則性を人間のアイディアで真に破るのって、簡単ではないんだろうなあと想像出来ます。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!