先日から「Why only children are still stereotyped as selfish and spoilt -「一人っ子はわがままで甘えん坊?」を読んでいます。
・「一人っ子はわがままで甘えん坊?」(1)
・「一人っ子はわがままで甘えん坊?」(2)
Also highly influential was Alfred Adler, a prominent Austrian psychotherapist and founder of the school of individual psychology.
またオーストリアの著名な心理療法家で、個人心理学の創始者であるアルフレッド・アドラーも大きな影響を及ぼしている。
“Adler was the first psychologist to examine and thoroughly write about birth order and how family structure affects the development of children,”
「アドラーは、生まれた順番や家族構成が子どもの発達にどう影響するかを調べ、とことん記した最初の心理学者です」
says Adriean Mancillas, US-based psychologist and author of Challenging the Stereotypes About Only Children: A Review of the Literature and Implications for Practice.
と語るのは、アメリカ在住の心理学者で「Challenging the Stereotypes About Only Children」の著者であるAdriean Mancillas氏。
“In Adler’s writings of his own case studies, he described the only children he treated clinically in an extremely negative light and asserted that only children were not only pampered, but that parents who chose not to have more children were inflicting psychological harm on their one child.”
「アドラーは自分の研究事例を書いた文章の中で、自分が臨床的に治療した一人っ子を極めて否定的に表現し、一人っ子は甘やかされているだけでなく、子供を増やさないことを選択した親は、一人っ子に心理的な害を与えていると主張しています。」
in a negative light「否定的な観点・視点で」。
pamper「欲望をほしいままにさせる、甘やかす、気まま勝手にふるまう、満たす、満足させる」。
These assertions caught on.
これらの主張が世にうけた。
assertion「断言、断定、主張」。
They made sense at a time when families were larger, and having children was full of perils
家族の人数が多く、子供を産むのは命がけの時代にはそうだったろう、
peril「 (ケガや死にかかわるような大きな)危険、危難」。
- a singleton would stand out as an oddity, their parents naturally overprotective of their sole offspring.
一人っ子は特異な存在であり、親は当然、一人っ子を過保護にする。
“They were in a minority,”
「一人っ子は少数派でした」
says Linda Blair, clinical psychologist, and an associate fellow of the British Psychological Society, and author of Birth Order: What Your Position In the Family Really Tells You About Your Character.
と語るのは、臨床心理学者で英国心理学会の準会員であり「Birth Order」の著者であるリンダ・ブレア氏。
“And whenever you’re in any mammal group and you’re in the minority, you get picked on.”
「そして哺乳類のグループで少数派になれば、いじめられます。」
get picked on「いじめられる」。
子供の世界は特に、珍しい存在は何かと目を付けられますね。
そしてもし一人っ子の我が子がいじめられれば、親は特に大切に守りたい気持ちになるだろうと想像がつきます。
ところが私の祖母は、自分の記憶にはないのですが、ある時近所の子供にいじめられて帰って来た私に、これは泣いたままで終ってはいけないと、私を連れて、再びいじめっ子のいる公園に行ったそうです(笑)。
そして祖母が見守る中で、遊ぶ私・・・いじめっ子は以来、私をからかわなくなったとか、母に聞きました。
両親もですが、祖母も私を「あ~よしよし可哀そうに・・・」とは、あまりしなかったようで、やはり一人っ子気質を持たせたくなかったんでしょうね。
今となっては有難いですが、幼いころは他の一人っ子の友達より、自分には親や祖母がキツイような気はしていました(笑)。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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