先日から「How a magician-mathematician revealed a casino loophole -「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」を読んでいます。
・「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」(1)
・「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」(2)
・「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」(3)
・「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」(4)
・「マジシャン兼数学者が明かすカジノの抜け穴」(5)
The year after his encounter with Elmsley at Tannen’s Magic Emporium, Diaconis ran away from home, aged 14, to learn magic under the guidance of a famous sleight-of-hand magician.
タネン社のマジック・エンポリアムでエルムズリーと出会った翌年、ディアコニスは14歳で家出し、有名な手品師のもとでマジックを学ぶ。
They spent 10 years on the road, learning every possible style of shuffling and tracking down crooked dealers to learn their techniques.
彼らは10年かけて、あらゆるスタイルのシャフリングを学び、不正なディーラーを追跡してそのテクニックも身につけた。
But his conversation with Elmsley had sparked Diaconis’ curiosity.
だがエルムズレイとの会話こそ、ディアコニスの好奇心を刺激した。
What other connections lay between mathematics and magic?
数学とマジックの間には、他にどんなつながりがあるのか?
Diaconis says that he will have “seven shuffles suffice” carved on his tombstone.
ディアコニスは、墓石に「シャッフルは7回で十分」と刻むつもりらしい。
He is referring to his most famous realisation:
これは彼の最も有名な発見を指している、
that it takes seven “riffle shuffles” to sufficiently randomise a deck of cards.
トランプを十分に無作為化するには、7回の「リフルシャッフル」が必要であるという事を。
The riffle shuffle is the familiar technique, used by casinos and serious card players,
リフルシャッフルは、カジノやカードゲームでよく使われる手法で
in which the deck is cut in two and then thumbed together with a satisfying zip, often ending with a bridge finish that gathers the cards together into a neat pile.
デックを2つに分け、親指でしっかりシャッフルし、最後はブリッジでカードをきれいにまとめて終了するものだ。
14歳で家出してマジックを学ぶ・・・何という行動力。
学校は?とかお金は?とか、色々気になってしまうんですが、それが今ではカジノマシンメーカーからテストを頼まれるほどの数学者になられたと。
一瞬でエルムズリー氏の手品に魅せられて、夢中でその世界を探索した結果なのでしょうね。
そこまで打ち込めるものが10代で見つかったことは、実に羨ましいです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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