先日から「The Wagyu Olympics: The quest for the world’s best beef -「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」を読んでいます。
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(1)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(2)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(3)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(4)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(5)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(6)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(7)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(8)
You can find Miyazaki beef at the best restaurants in the world, and chefs will contend that it’s due to the consistency of the product.
世界中の一流レストランで宮崎牛を見かけるが、シェフはその理由を「均一性があるため」と主張する。
contend「戦う、争う、競う、論争する」。
(Consistency in exported Wagyu can vary and is often due to restrictions on beef imports by local governments.)
(輸出和牛の質や供給のばらつきは、地元省庁による輸入制限が原因の事が多い。)
Hilary Henderson, a private chef and the former chef de cuisine at world-famous Wolfgang Puck steakhouse CUT Lounge in Beverly Hills, added,
プライベートシェフで、ビバリーヒルズにある世界的に有名なウルフギャング・パックのステーキハウス「CUT Lounge」の元料理長、ヒラリー・ヘンダーソンも
“It’s good to give people different options of things to try, but you want to be able to produce the same results over and over again.
「色々と試せるのは良いことですが、毎回同じ結果を出せるようにしたいものです。
And having Miyazaki be consistently rated so high makes that easier for a chef to know that they can continue to be consistent with the product.”
宮崎牛が常に高い評価を得ていることは、シェフにとっても安定した料理を提供し続けられるという安心感があります。」
Chef Ikuta uses Miyazaki Wagyu at his restaurant because,
イクタシェフがレストランで宮崎牛を使うのは
“[It's] the combination of care of raising the cattle, the extreme regulations they must go through to ensure quality, and the feeding and the genetic makeup of their marbled meat.”
「霜降り肉のための飼育、品質を保つための厳しい規制、餌と遺伝子、これらが組み合わさっているため」だと言う。
He continued, “The feeding of [Miyazaki's Wagyu cattle] the kuroge washu (one of the Japanese wagyu breeds) comprises 15 kinds of feed, such as grass from the meadow, moist barley mash (a by-product of beer brewing), maize and so forth, with no preservatives or antibiotics whatsoever.
さらには「宮崎の和牛である黒毛和牛の飼料は、草原の草、ビール醸造の副産物である湿った大麦のマッシュ、トウモロコシなど15種類から成り、防腐剤や抗生物質は一切使われていません。
comprise「成る、~を含む、(集まって)構成する」。
and so forth「などなど、云々、その他、等、以下同様、等等」。
The feed for the cattle is mixed every morning and evening during an extremely labour-intensive process lasting two hours.”
牛の飼料は、毎日朝と夕方、2時間かけて非常に手間のかかる作業で混ぜ合わされます。」と語る。
labour-intensive「大きな労働力を要する、労働集約的な」。
なるほど、宮崎牛は特に品質管理が徹底していて、世界中のシェフが頼りに出来る食材になっていると。
確かに自分の名前で出す料理の出来が、食材の質に左右されるのは困ります。
その点で宮崎牛の品質は安定性・均一性(consistency)があり、また生産者さんもそのための努力を常に重ねているので信頼できる。
牛のために朝晩2時間、重労働の餌づくりをサボらずやり続ける・・・これだけでも気が遠くなるような。
牛どころか家族のご飯づくりだって、このレベルで日々やり抜くのは難しいです(笑)。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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