先日から「The Wagyu Olympics: The quest for the world’s best beef -「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」を読んでいます。

和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて


・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(1)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(2)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(3)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(4)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(5)

“I think the thing that makes it so interesting, as with everything the Japanese do, they take it to such an extent that seems almost unimaginable,” said Schatzker.
「日本人のやることは何でもそうですが、想像を絶するようなことをやってのけるのが、面白いところです」とシャッツカー氏。

“The American beef industry is driven by marbling, and everybody thinks Prime [the highest grade] is the apotheosis.
「アメリカの牛肉産業は霜降りが牽引しており、誰もがプライム(最高級グレード)を神格化しています。


apotheosis「(人を)神に祭ること、神格化(されたもの)、神聖視、崇拝、理想、極致、権化」。

And then you see, like an A2 ribeye in Japan, and the scale goes up to A5 and it just destroys Prime.
そうして日本のA2のリブロースを見ると、A5までスケールアップしていて、プライムを打ち破ってしまうんです。

It makes it look like a joke.
もはや冗談にしか見えなくなります。

And the Japanese do this with everything.
そして、日本人はこれを何にでもやってしまう。

They take things other people have done in other cultures, and they perfect them.
他の人が他の文化圏でやっていることを、彼らは完成させるのです。

Everything they touch, they perfect.
触れるもの全てを完璧にする。

And they’ve done that with beef.”
それを牛肉でもやってのけたわけです。」

Achieving steak perfection in Japan is more about the journey than the goal, however.
しかし日本でステーキを完璧にするには、ゴールよりも過程が重要だ。

Fazzari explained that one aspect of ikigai is kaizen, or the notion of constant improvement.
ファザーリ氏は「生きがい」の一つの側面として「カイゼン」、常に改善し続けるという概念を挙げる。


notion「観念、概念、考え、意見、理解、意向、ばかげた考え、気まぐれ、小間物」。


何かの開発、農業、日常の作業おいても「どうせやるならもっと良くしよう」あらゆる場面でこの考えを抱く人は確かに多い気がします。

牛肉、車、果物、アパレル・・・それに日々のお弁当作りにも、日本人の向上心と工夫が込められていますよね。

ラーメンもカレーも「カイゼン」されて、すっかり日本の味として親しまれています。

この「カイゼン」精神は大きな武器として、日本を支えているのは確かですよね。


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