先日から「The Wagyu Olympics: The quest for the world’s best beef -「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」を読んでいます。
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(1)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(2)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(3)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(4)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(5)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(6)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(7)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(8)
・「和牛オリンピック:世界一の牛肉を求めて」(9)
When you ask the Japanese farmers themselves about this labour of “steak” love, it’s easy to get a sense that these cows are more than just a commodity.
日本の農家の人たちに、この「ステーキ」愛あふれる仕事について聞いてみると、これらの牛は単なる商品ではないことが感じられる。
labour of love「物質的な報酬あるいは代償なしに自発的に行う生産的な仕事」。
“The most important thing is to create the best environment for the cattle and to give them as much love as possible…
「牛にとって最高の環境を整え、精一杯の愛情を注ぐことが一番大切で・・・
We do not see them only as animals; we treat them with respect and love,”
動物としてだけでなく、敬意と愛情をもって接しています」
said Karatsu Maeda, a fattening farmer from the Saga Prefecture, a main rival of Miyazaki that is also located on Kyushu.
と語るのは、宮崎のライバルであり同じく九州にある佐賀県の肥育農家、前田さん。
For Maeda and other farmers, however, raising the best beef always comes back to ikigai, which for him means “ultimately [being] able to deliver delicious beef to consumers”.
しかし前田さんたち生産者にとって、最高の牛肉を育てることは「最終的に消費者に美味しい牛肉を届ける」という「生きがい」に帰結するのである。
He continued, “We need to work cautiously with our cattle (and give them as much love as possible throughout their life).
彼は続けて「牛は慎重に世話する必要があります(そして、生涯を通じてできる限りの愛情を注ぎます)。
If we win, our family and employees, as well as our ancestors, will be most pleased with the news for sure.”
もし勝てれば、家族や社員はもちろん、ご先祖様も最高に喜んでくれるでしょう。」
While it’s impossible to achieve true perfection in any one thing, much less beef (especially since food quality can be subjective),
どんなことでも真の意味で完璧を目指すのは不可能であり、牛肉も(食品の品質には主観的要素もあるため)そうだが、
the Wagyu Olympics helps drive farmers to get really close as they pursue their life’s work.
和牛オリンピックは、生産者がライフワークとして取り組む上で、それに近づくための後押しとなる。
And thanks to the Japanese concept of ikigai, we might be eating better because of it.
そして日本の「生きがい」というコンセプトのおかげで、私たちはより良い食生活を送ることが出来るかもしれない。
- 完 -
完璧は不可能だけど、そこを目指して努力し続けること。
これを意識することなく、どこか当たり前のように行う人があちこちの業種に居る、これが日本という国の一つの捉え方なのかな、と思いました。
何でもより良く工夫する、そのための挑戦をする、こういう事が好きな人々の集まりなんでしょうかね。
他国の人から見ると、少し不思議な民族性なのかもしれませんね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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