先日から「Kanaye Nagasawa: The samurai who forever changed California -「長澤鼎(かなえ):カリフォルニアを変えたサムライ」を読んでいます。

長澤鼎(かなえ):カリフォルニアを変えたサムライ


・「長澤鼎(かなえ):カリフォルニアを変えたサムライ」(1)
・「長澤鼎(かなえ):カリフォルニアを変えたサムライ」(2)
・「長澤鼎(かなえ):カリフォルニアを変えたサムライ」(3)

Nagasawa’s extraordinary story goes back to 1864, when 19 young samurai from the Satsuma peninsula of Kagoshima were smuggled out of fiercely isolationist Edo-era Japan on a secret mission to study science and technology in the West.
長澤の驚くべき物語は1864年、鹿児島の薩摩半島に住む19人の若い侍が、鎖国下の江戸期の日本から密航し、西洋の科学技術を学ぶという密命を受けたことに始まる。

The youngest of the group, 13-year-old Hikosuke Isonaga went to Scotland, changing his name to Kanaye Nagasawa to protect his family, since at the time it was illegal to travel outside Japan.
最年少の13歳の磯永彦助は、当時国外渡航が禁止されていたため、家族を守るべく長澤鼎と名を変えてスコットランドへ渡った。

There, he came into the orbit of a charismatic religious leader named Thomas Lake Harris, who was recruiting followers to his version of ecstatic transcendentalism called The Brotherhood of the New Life.
そこで彼は、カリスマ的な宗教指導者であり「新生兄弟社」という無我の超絶主義に賛同する信奉者を募っていたトーマス・レイク・ハリスと出会う。


go into orbit「軌道に乗る、にわかに活気づく、成功する、激怒する」。

Harris brought Nagasawa and several of his fellow samurai to upstate New York, where he had founded a commune on the shores of Lake Erie.
ハリスは長澤と彼の仲間のサムライ数人を、ニューヨーク州北部、エリー湖畔に設立したコミューンに連れて行く。

When Harris elected to move the community to a rural, 600-acre swath in western Sonoma County in 1875, the then-25-year-old Nagasawa came along.
1875年、ハリスがソノマ郡西部の600エーカーの田園地帯への移転を決めた時、当時25歳の長澤も共にやって来たのである。

“I think Harris was like a father to him,” said Perkins.
「ハリスは、彼にとって父親のような存在だったのでしょう」とパーキンス。

“He had left Japan so young, and didn’t have any family in America, so Harris was all he had.”
「彼は若くして日本を離れ、アメリカには家族もおらず、ハリスが全てだったのです。」


13歳で日本から欧米へ密航・・・15歳で元服の時代ではありましたが、まだまだ子供と呼べる年齢で、長澤氏は遠い異国へ来たんですね。

そこでハリスという宗教家と出会い、彼についてソノマに来たと。

ここからどうして彼がワイン事業をすることになったのか・・・まだまだ物語は続きます!


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