モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン3 第10話より:

have a touch
才能がある、コツをつかんでいる


NY交響楽団ではベティが楽団員から理事会の役職についたことで、
オーボエ奏者の枠が空いた。

ヘイリーは今度こそ正規楽団員の座を射止めるべくオーディションに臨み
ほとんど彼女に決まりかけたところで、
シカゴから来た才能あるオーボエ奏者にその椅子を奪われてしまう。

ロドリゴは半ば自暴自棄のヘイリーを慰め、
自分が立ち上げる青年部の仕事を手伝って欲しいと頼むが、断られてしまう。

You have to help me with the Youth Orchestra.
君には青年部楽団を手伝って欲しいんだ。(ロドリゴ)

You know, to organize the kid’s lessons, you know, to get the kids.
子供たちを集めたり、レッスンをまとめたりとか。(ロドリゴ)

You have the kids touch.
君は子供受けするからね。(ロドリゴ)

And it’s very important for me to get someone I can trust.
それに僕が信頼できる人に任せたい。(ロドリゴ)

I’m honored, thank you. But no.
光栄だわ、ありがとう。 でも断るわ。(ヘイリー)

No. What? Why no?
何で断るんだ?(ロドリゴ)

Because I need to get out of your orbit. Professionally.
あなたの衛星という立場から抜け出したいから。(ヘイリー)

Orbit? Okay, this is not like a gravitational astronomical thing.
衛星って? いいかい、僕は天文学の話をしてるんじゃない。(ロドリゴ)

All right? I’m talking about the kids. Hai Lai, you need a job.
これは子供たちのためなんだ。 君には仕事がいるだろう。(ロドリゴ)


organize「整理する、組織化する」。

そして have a touch は「才能がある、コツをつかんでいる」。

ここでは touch は「技量、手法、(物事の)コツ、手際」の意味で
それらを持っている =「才能がある、コツをつかんでいる」。

ここでは have the kids touch(子供受けの才能がある)となっています。

orbit「(天体や衛星のまわる)軌道」。

I need to get out of your orbit(あなたの軌道から抜け出す必要がある)
=「衛星という立場から抜け出したい」。

スターとその取り巻きを、軌道と衛星に例えて
自分はロドリゴを中心とする軌道を周回する衛星に過ぎない、
それはもう嫌だと言ってるんですね、上手い例えだなあ~。

professionally「職業的に、職業上」。

gravitational「重力の、引力の」。

astronomical「天文学上の」。

今回もヘイリーは正規楽団員にはなれず
キャリアは行き詰まる、彼氏はいない、お金はない、と八方塞がり。

女の幸せはやっぱり結婚して子供を産むことかも・・・
ヘイリーにそんな囁きが聞こえてきたようです。


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