先日から「How to tip around the world -「世界のチップ事情」を読んでいます。
・「世界のチップ事情」(1)
・「世界のチップ事情」(2)
・「世界のチップ事情」(3)
・「世界のチップ事情」(4)
・「世界のチップ事情」(5)
・「世界のチップ事情」(6)
If service staff are underpaid and depend on a daily cycle of gratuities,
もしサービススタッフが低賃金で、毎日のチップ収入に依存しているとすれば、
it is also true that more retailers, from gas stations to Starbucks, are now adding an optional service charge to once straightforward counter sales.
ガソリンスタンドからスターバックスに至るまで、かつては真っ当だったカウンター販売に、オプションのサービス料を追加する小売業者が増えているのも事実だろう。
The crux is pretty much anything – with service or not – can cost extra.
重要な点はサービスの有無にかかわらず、どんなものにも追加料金がかかることだ。
crux「要点、急所、ポイント、南十字星」。
There are many ways to do it wrong (not tipping per drink while sat at a bar will see a patron fail to get served, for instance), and yet just one way to do it right.
間違ったやり方はたくさんあるが(たとえば、バーでドリンク1杯ごとにチップを払わないと、客がサービスを受けられないなど)、正しいやり方は一つしかない。
“The US has a tipping culture like nowhere else,”
「アメリカには他国にはないチップ文化があります」
said Peter Anderson, managing director at travel concierge service Knightsbridge Circle.
と話すのは、旅行コンシェルジュ・サービス、ナイツブリッジ・サークルのピーター・アンダーソン氏。
“In New York recently, I bought a bottle of water from a shop and when paying was asked for a tip.
「最近ニューヨークのある店で水のボトルを買ったら、支払いの際にチップを要求されました。
But I picked up the water myself, took it to the counter and paid, and yet I was expected to leave 20%.
しかし私は自分で水を取り、カウンターに持って行き、支払いも済ませたのに、それでも20%のチップを期待されるのです。
In too many places, it is just a way of paying staff a lower wage and passing more cost onto the customer.”
それはあまりにも多くの場所のスタッフが低賃金で、より多くのコストを顧客に転嫁する方法に過ぎません。」
そうそう、この最後の文章は本当にその通りな気がします。
従業員の方々の生活が、もうチップなしには成り立たないほど逼迫していて、その救済分を雇用側ではなく、お客に頼っているという感じがします。
不法移民の低賃金労働無しにはアメリカ社会は成り立たないとも言われていますし、ただの「もらえたらラッキー」な副収入というわけでは無さそうです。
アメリカのチップ事情は外側の、つまりチップを払う側のお客にはどうしようもない、構造的な問題がのしかかっているという感じなんですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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