先日から「How to tip around the world -「世界のチップ事情」を読んでいます。

世界のチップ事情


・「世界のチップ事情」(1)
・「世界のチップ事情」(2)
・「世界のチップ事情」(3)
・「世界のチップ事情」(4)
・「世界のチップ事情」(5)
・「世界のチップ事情」(6)
・「世界のチップ事情」(7)

While the US is seeing a no-tipping movement and a shift towards more equitable compensation methods for staff, progress has been slow.
アメリカではチップを渡さない運動や、スタッフに対するより公平な報酬体制への移行が見られるが、その進展は遅々としている。


compensation「償い、賠償、代償(作用)、埋め合わせ(になるもの)、補償金、報酬」。

For now, realise that while tipping is legally voluntary in the US, hourly wages for wait staff and other frontline tourism workers is often sub-minimal.
ひとまずアメリカでのチップは法的に任意だが、ウェイターやその他観光業の最前線で働く人々の時給は、しばしば最低額以下であることを認識してほしい。

And it always pays to be nice, especially when travelling as an ambassador for your own homeland.
そして特に母国の代表として旅をする際は、常に親切にすることが大切だ。


Denmark

デンマーク

Commonly labelled one of the world’s happiest countries for its egalitarian society, community generosity and benevolence to others,
平等主義的な社会、地域社会の寛容さ、他者への博愛の精神から、世界で最も幸福な国のひとつと一般に言われているが


benevolence「慈悲心、博愛、慈善、善行」。

it might come as a surprise to learn the Danish are by and large a nation of non-tippers.
デンマーク人が概してチップを払わない国民であることを知ると、驚くかもしれない。

Chiefly, the reasons are twofold:
その主な理由は2つ、

citizens benefit from higher GDP per capita and a better welfare system than in most other countries around the globe, meaning service staff, taxi drivers and frontline workers aren’t dependent on tips in the same way;
国民1人当たりのGDPが高く、福祉制度が世界のほとんどの国よりも充実しているため、サービススタッフやタクシー運転手、現場の労働者らが等しくチップに左右されないこと

and service is normally included on the bill at restaurants and hotels.
そしてレストランやホテルでは通常、サービスが会計に含まれていることだ。

But while tipping isn’t tradition, it’s a norm in Denmark – and across wider Scandinavia – to round up a bill in a restaurant as a token gesture.
しかしチップは伝統的ではないものの、デンマークでは、そしてスカンジナビア全体において、レストランでの会計の端数は切り上げるのが通例となっている。


token gesture「感謝のしるし、感謝の気持ち」

And crucially, like almost everywhere in Europe these days, above-and-beyond service is commonly rewarded with either a monetary tip or the loyalty of repeat visits,
そして決定的な点は、最近のヨーロッパではほぼ何処でもそうであるように、期待値以上のサービスには一般的にチップで報いるか、あるいはそこを何度も訪れることで報いるという点で

which are equally worth their weight in gold.
それには金と同等の価値があるのだ。


- 完 -


なるほどスカンジナビアでは、レストランの会計をキリの良い、少し多めの額で支払うことで、それがチップのような役割を果たしているんですね。

そしてデンマークは国民の所得水準が高くて人々がチップに依存しないので、そもそもチップ文化がないと。

この点は日本もそうだったんだろうなあ・・・と思います。

失われた30年で色々なことが変わりましたね。

最後は少し寂しい気持ちになってしまいましたが(笑)、やはりアメリカのような賃金体制は避けたいものだと思います。


もし今、私が家族や友人から「どうしたら英語が手軽に学べるか?」と聞かれたら、真っ先に勧めたいのが「スタディサプリENGLISH」です。

理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。

私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!

私の英会話教材体験記