先日から「The lifelong effects of ‘the favourite child’ -「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」を読んでいます。

“お気に入りの子”の生涯続く影響とは


・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(1)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(2)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(3)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(4)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(5)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(6)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(7)

The question was: “To which of your children do you feel most emotional closeness?”
その質問とはこうだった:「どの子に最も感情的な親近感を感じますか?」

After a slight deliberation, a high proportion of mothers (75%) then named one of their children.
少し悩んだ後、75%という高い割合の母親が子供の名前を挙げた。


deliberation「熟考、熟慮、思案、審議、討議、慎重さ、(動作の)緩慢、気長さ」。

The rest chose none, or said they felt equally close to all of them.
他の人たちは、誰も選ばなかったり、全員に等しく親しみを感じると答えたりした。

They were also asked who they felt more disappointment and conflict with.
また誰に失望や葛藤を感じるか、という質問もされた。

The answer had consequences across the lifespan, with the child picked early on as “disappointing” then also treated that way later on.
その答えは、生涯にわたって影響を及ぼし、早い段階で「期待はずれ」と見なされた子供は、その後もそのように扱われることになった。

Birth order played a role in some aspects of favouritism, but perhaps not as much as is often assumed.
生まれた順番がえこ贔屓に関わる一面もあるが、恐らく一般に考えられているほどでもない。

“In adulthood, [research does not] find this to be an overwhelming predictor of favouritism,” says Gilligan.
「大人になってから(の調査で)は、それは贔屓の圧倒的な予測因子とはなっていません」とギリガン氏。

Specifically, my guess that the first-born would naturally be picked as the “golden child” is not backed up by the scientific research.
つまり長男は当然「特別な子」だろうという私の推測は、科学的な研究で裏付けられてはいない。

For emotional closeness, last-born children are actually more likely to be chosen than the middle or first child, Gilligan says.
ギリガン氏によれば、感情的な親密さでは、末っ子のほうが中間子や第一子よりも選ばれやすいという。

But the strongest predictor for emotional closeness were the parent’s feelings of the child being similar to them.
だが感情的な親密さの最も強い予測因子は、子供が自分と似ているという親の感情であった。



「自分と似ていること」で親近感を抱くというのは、何だか分かる気がします。

子供は親の遺伝子を(托卵でなければ)継いでいるはずで、ある子供が自分に似ていると、その分、それを確信しやすい=自分の血筋であるという安心感・親近感、ということなのかなと感じます。

それは本能的な部分で、そう感じるようになっているのかもしれませんね。


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