先日から「Is this the summer of bad tourists? -「今夏は不良観光客の夏?」を読んでいます。
・「今夏は不良観光客の夏?」(1)
・「今夏は不良観光客の夏?」(2)
・「今夏は不良観光客の夏?」(3)
・「今夏は不良観光客の夏?」(4)
・「今夏は不良観光客の夏?」(5)
Several destinations have taken a proactive approach to this idea.
いくつかの観光地では、このアイデアに積極的なアプローチをとっている。
Tourism hotspots like Bali and Iceland now formally ask tourists to promise to respect their culture and environment after visiting it.
バリやアイスランドのような人気観光地は現在、観光客に対し、そこを訪れた後はその文化と環境を尊重することを約束することを正式に求めている。
Palau requires visitors to sign an eco-pledge on arrival.
パラオでは、到着時にエコ誓約書に署名することが義務づけられている。
Bucket-list locations are also increasingly regulating tourists.
バケット・リストに載るような場所でも、観光客を規制する傾向が強まっている。
Visitors to Australia can no longer climb Uluru (Ayres Rock), because the country recognises it as an Aboriginal sacred site.
オーストラリアを訪れる観光客は、ウルル(エアーズロック)はアボリジニの聖地と認められたため、もう登ることはできない。
Meanwhile, Amsterdam recently launched a “stay-away” ad campaign targeting drunk Brits.
一方アムステルダムでは最近、酔っ払ったイギリス人をターゲットにした「ステイ・アウェイ」広告キャンペーンを開始した。
Siegel applauds these stricter guidelines, and what she sees as a growing recognition of the problem by fellow travellers.
シーゲル氏は、こうしたガイドラインの厳格化と、旅行者らによる問題認識の高まりを賞賛する。
She points to a new “Instagram vs Reality” trend in social media,
彼女は、SNSにおける新しいトレンド「インスタVS現実」、
where people purposely show the behind-the-scenes crowds and chaos common at tourism hotspots often omitted from influencers’ perfectly composed images and videos.
インフルエンサーが完璧な構図で撮影した画像や動画では省略されがちな、観光地でよく見られる混雑やカオスの舞台裏を、人々は意図的に映し出していることを例に挙げる。
And each time that happens, our global treasures will be a little safer.
こうした動きが起こるたびに、世界の宝は少しずつ安全を取り戻すだろう。
- 完 -
オーストラリアのウルルは、個人的に良かったと思います。
原住民の神聖な場所を踏み荒らしてきたこと、それをオーストラリアが認め、遅ればせながらも彼らに敬意を払ったことは良かった。
こういう場所は、きっと世界にまだまだあるんだろうなと思います。
他民族の文化を尊重し、そこから刺激を受けること、それが旅の醍醐味だと考えますし、この流れは文化遺産があふれる日本にとっても重要で、歓迎すべきことだと思います。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!