ホワイトカラー シーズン1 第12話より:

I have a move up my sleeve.
奥の手があるんだ。


ケラーがニールに挑んできた贋作とは、
マリー・アントワネットがある人物に寄贈したとされるワインだった。

実はケラーはロシアのマフィアとの金銭トラブルを解消するため
この伝説のワインをオークションで高値で売りさばく計画を進めていたのだ。

これまで数々の贋作を仕上げてきたニールとモズだったが
アントワネットのワインは、現代では偽造(counterfeit)が不可能とされる難問中の難問。

その理由は、アントワネットの時代には存在していないセシウムが
現代の環境ではどうしてもボトルに混入してしまうため。

そこでニールたちはあえて偽造と見破られる「アントワネットのワイン」を作り
これをオークションに持ち込むことで、ケラーの出品予定のワインの鑑定を行わせ、
ケラーの偽造犯罪を暴くという計画を立てる。

ところがニールたちがやっと仕上げたワインが
出品期限を過ぎていることを理由に、オークションハウスで拒否されてしまう。

ここでニセのワインをオークションハウスに持ち込めなければ
ケラーは高値でワインを売りさばき、ロシアマフィアとのトラブルにケリをつけ
国外へ逃亡してしまう。

ここで出たピーターの一言が、今回のフレーズです。

up one’s sleeve は「奥の手、切り札」という意味で
今回の場合は、オークションハウスに自分たちのニセワインを持ち込む秘策がある、
とピーターは言っているわけですね。

私の英語リスニングの相棒です

nullこの英会話例文コーナーでは、私自身が色々な英語番組を見ながら、役に立ちそうなフレーズ、気に入った英会話例文などをご紹介しています。
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。

ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。

そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。

「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。

私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。

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