ホワイトカラー シーズン2 第9話より:

Small price to pay.
大したことじゃない。


ニールが間借りをしている屋敷の主人・ジューンが旅行に出るので
彼女の愛犬・バグジーの面倒を見てほしいと頼まれたニール。

そのやり取りを見ていたモジーは、ジューンが部屋を出た後
ニールにこう訊ねます。

Uh, so she has you dog whispering?
えっと、彼女はお前に犬の世話まで頼むのか?(モジー)

Small price to pay.
大したことじゃない。(ニール)


Small price to pay はそのまま「小さな代償・大したことじゃない」。

It’s no big deal の別の言い方という感じでしょうか。

そしてモジーのセリフにある whisper は「ささやく・小声で話す」という意味ですが
人を表す er が語尾につくと dog whisperer「犬の達人・犬の扱いがうまい人」、
それが転じて「犬の世話係」という解釈になっています。

dog whisperer は昔からある言葉でなく、ここ最近出来た造語らしく
元は映画にもなった horse whisperer 「馬の調教師」から来ているようです。


モンタナの風に抱かれて
(原題:The horse whisperer)



またジェニファー・ラブ・ヒューイット主演のドラマ
ゴースト 天国からのささやき」も、原題は「Ghost Whisperer」で、
邦題は whisper の「ささやく」という意味を汲んでつけられている感じがしますが
これも恐らく horse whisperer から派生した
「霊の達人・迷える霊の面倒を見る人」という意味なのではないかと思っています。



ゴースト 天国からのささやき
(原題:Ghost Whisperer)


実際にドラマの内容も、この世に未練を残した霊の願いをかなえたり、
無念を晴らす手伝いなどをして、彼らを安心させて天国に送る・・・そんな内容なので
もしかしたら「霊のお世話係」と「霊のささやきを聞く人」と
両方の意味を含んでいるのかもしれませんね。

私の英語リスニングの相棒です

nullこの英会話例文コーナーでは、私自身が色々な英語番組を見ながら、役に立ちそうなフレーズ、気に入った英会話例文などをご紹介しています。
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。

ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。

そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。

「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。

私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。

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