ホワイトカラー シーズン3 第9話より:
tie goes to me(the runner)
自分に分がある
ラクウェルが指定したカフェに、ついに彼女が現れる。
ニールが彼女の元に行く前に、自分の作戦を念押しするピーターだったが
自分の考えた作戦の方がいいと主張するニール。
しかしどちらがボスかは分かるはずだ、と
ピーターはあくまで自分の案を押し通すというシーンです。
All this time, I thought we were partners.
今のいままで、俺たちパートナーだと思ってたのに。(ニール)
We are. It’s just, tie always goes to me.
そうとも。ただ私の方にいつも分があるだけさ。(ピーター)
tie goes to me は、 tie goes to the runner というイディオムのアレンジした言い方です。
tie goes to the runner というのは、
野球の世界で長年受け継がれてきた慣習から来た例えで、
ランナーがベースにタッチするのと、内野手がランナーにタッチするのがほぼ同時のときは
ランナーをセーフとみなしがちである、という点から転用して
「どっちが優勢かはっきり根拠はないが、そのとき勢いがある方が権利を持つ」
というような意味で使われています。
今回の例で言うと、ランナー(優位な側)にあたるのは、FBI捜査官のピーターであり
内野手にあたるのが、元囚人のニールですから
「一般的にそういう判定だろうさ、そりゃそうだろう?」ということですね。
それといつもモジーにスーツ suit と呼ばれているピーターは、当然ネクタイ tie もしていますので
tie goes to me「タイをしているのは自分」という、2つの意味をかけたセリフだと思います。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
私のリスニングパワー体験記はこちらをどうぞ >>
サンプル音声が聞ける、リスニングパワー詳細ページはこちらからどうぞ >>