ホワイトカラー シーズン4 第14話より:

different strokes
人それぞれ、十人十色


バケーションに出かけようとした矢先に、若いカップルに誘拐されてしまったピーター夫妻。

一目につかない廃屋で軟禁された二人は、
自分たちを誘拐した犯人カップル、人の良さそうなオズとペニーを懐柔しようと試みている。

ピーターの妻・エリザベスが料理を通じてオズの懐に入り込もうとする傍らで
彼はペニーという若い女性と話をすることに。

ペニーがピーターに、二人でどこに旅行に行くつもりだったのかと尋ね、
彼は山奥のロッジでゆっくり過ごすつもりだったと答える。

しかしピーター渾身のそのプランは、女性には退屈すぎるとペニーに笑われてしまい
あれこれと弁解するというシーンです。

You’ve kidnapped me, you don’t get to judge me.
私を誘拐した挙句に批評はやめて欲しいな。(ピーター)

Come on, don’t you think that sounds boring as hell?
そうじゃなくて、ホントにそんなのって死ぬほど退屈じゃない?(ペニー)

No, I think it sounds relaxing as hell.
いいや、死ぬほどリラックスできるさ。(ピーター)

Different strokes, I guess.
まあ人それぞれってことね。(ペニー)


ここでのペニーのセリフ、come on はその場を盛り上げる時や、
相手をのせるような時、またはなだめるような時に用いる一言で
今回は自分が笑ったことで少しムッとしたピーターをなだめるような意味で
「ゴメンゴメン、誤解しないで」といったニュアンスで使われています。

そして different strokes は「人それぞれ、十人十色」ということで
これは英語のことわざ、

Different strokes for different folks.
十人十色(異なる人々の異なるやり方)


から来ている表現だと思われます。

結局どんなプランが一番楽しい旅行かは、人それぞれだよね、というわけです。



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