ホワイトカラー シーズン4 第16話より:
jinx
縁起の悪いもの、不吉、ジンクス
ついにFBIによる箱の捜索が、そしてニールたちの極秘の捜索も始まった。
ピーターはなるべくFBI側の作業を遅らせるために
捜査員たちにダブルチェックを命じて時間稼ぎをし、
ニールたちはある作戦を決行すべく
いつの間にか寄りを戻したニールのGF・サラの力を借りることに。
捜索の合間を縫って帰宅したピーターの元に
最後の打ち合わせをするためにニールが訪れる。
全ての計画をつき合わせ、お互いの成功を祈る二人。
しかしピーターの妻・エリザベスは何やら不吉な胸騒ぎを覚えるのだった。
We’re almost there.
もうすぐ解決だよ。(ピーター)
Don’t say it.
それを言わないで。(エリザベス)
You’ll jinx it.
不吉だから。(エリザベス)
almost there は直訳すると「ほぼそこまで来た、間もなくたどり着く」、
それが転じて、進めてきた計画や目標の達成が「目前だ、もうすぐだ」という意味になります。
そして jinx はそのままジンクス「縁起かつぎ」のことですが、
日本では良い縁起かつぎもジンクスと言うのに対し、
英語圏では「縁起の悪いもの、不吉な兆候」に対してジンクスを使います。
では本来の jinx とは逆の「縁起が良い、吉兆」は何と言うのか調べてみると
どうも jinx とぴったり対を成すような、これと決まった表現はないようで
good omen
吉兆
good fortune
幸運
superstitious
縁起かつぎをする(迷信を信じる)
こういった言葉を状況に応じて使い分けているようです。
omen なんて聞くとホラー映画の「オーメン」を思い浮かべてしまいますが
そもそも omen は「予兆」という意味で、それ自体に恐ろしい意味はないので
omen に good をつければシンプルに「吉兆」となります。