ブレイキング・バッド シーズン1 第5話より:

tunnel vision
狭い視野、偏狭


パーティーが進むにつれ、すっかり昔の感覚を取り戻したウォルターとエリオットは
学生時代に戻ったかのように打ち解ける。

すると唐突に、エリオットが自分の会社にもう一度来ないかとウォルターを誘う。

それは魅力的な報酬と手厚い保険もつく好条件の申し出だったが
今やしがない高校教師の自分では、とても最先端の研究チームには戻れないと告げるウォルター。

それでも何とか来て欲しいと、エリオットが熱心に誘うシーンからです。

You’re a little rusty, but you’re not seeing the upside here.
確かに多少のブランクはあるだろうが、君ならではの利点を見逃してる。(エリオット)

We could really benefit from a new set of eyes.
君の新鮮な視点が僕らには有益なんだ。(エリオット)

You know what it is when you been trying to crack some problem for months on end…
分かるだろう、ある問題を同じメンツで何ヶ月も考え続けてるとさ・・・(エリオット)

you get tunnel vision.
視野が狭くなる。(エリオット)

One guy thinking outside of the box, you may be exactly what we need.
外側から考えられる、君のような人材が必要なんだ。(エリオット)


rusty は「(金属などが)サビついている」という他に
「腕がなまっている、勘が鈍っている」という意味もあり、今回はこちらの意味で使われています。

upside 「良い面、利点」、benefit 「利益、有益、ためになる事」。

そして tunnel vision は「狭い視野、偏狭、(病名として)視野狭窄」ということで
ある一点しか目に入らなくなる状況を表していて
これは単語をパッと見ただけで意味をイメージしやすいのではないかと思います。

さらに outside of the box は「常識の枠外、既成概念にとらわれない」ということで
煮詰まった状況を打破するには、ウォルターのような新しい視点を持つ人材が必要だと言っています。



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