ブレイキング・バッド シーズン2 第6話より:
grow like a weed
雑草のようにぐんぐん伸びる、(子供の)成長が早い
エリオット夫妻からの夫の治療費援助が打ち切られたことから
(本当は初めから援助は受けていないのだが・・・)
家計を助けるために働くことを決意したスカイラー。
以前勤務していたベネキー社に求人を見つけ、面接を受けに行く。
しかし対応してくれたのは女性で、彼女の臨月間近のお腹を見るなり
採用は見込み薄という態度を露にする。
そこでスカイラーは勤務当時からの知り合いである社長のテッド・ベネキーに
窮状を訴えて採用してもらおうと試みるシーンからです。
A boy or a girl, or are you keeping it a secret?
男の子か女の子か、生まれるまで秘密なの?(テッド)
It’s a little girl. We’re very excited.
女の子よ。とっても楽しみ。(スカイラー)
I’ll bet. One of each.
そうだろうとも。男女一人づつだね。(テッド)
How’s Walt Jr.?
ジュニアは元気?(テッド)
Tenth grade and he’s just growing like a weed.
今高校生でぐんぐん伸びてるわ。(スカイラー)
He’s taller than I am now.
私より背も高くなったし。(スカイラー)
I’ll bet は直訳すると「それに賭ける」、つまり賭けても良いくらい同意する、ということから
「その通り、そうに違いない」という意味になります。
one of each は「一つづつ」という意味で、
ここでは彼女の子供の性別が、これで男女両方になるね、という意味です。
そして grow like a weed は「雑草のようにぐんぐん伸びる、(子供の)成長が早い」。
weed には「雑草」という意味があり、日に日に成長することを
放っておくとドンドン伸びる雑草に例えたイディオムです。
ここで初めて登場するテッドですが、彼もここから
ウォルター一家のアレコレに巻き込まれるキーパーソンの一人になってゆきます。
彼はいかにも気の良い二代目社長という感じでハンサムでもあり、
ここから彼に起きる出来事を思うと、スカイラーの採用はやめとけ、まだ引き返せるから・・・
と言いたくなるんですが、それではドラマは盛り上がらないんですね。
しかしこのテッドは数居る登場人物の中でも、
とばっちり度が恐らくトップクラスだと思います。
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