ブレイキング・バッド シーズン4 第5話より:

muddle through
どうにか切り抜ける、苦戦しながらもやり抜く


ウォルターとジェシーのコンビは再びガスのラボでメス作りをしているが
ジェシーの生活はこのところ乱れ切っており
知らない人間を誰でも家に招きいれ、毎日パーティ三昧だ。

その派手な生活を支える収入はどこから来るのか、
それを誰かに探られることは、このビジネスに関わる誰にとっても問題である。

そんなジェシーの滅茶苦茶な行状に危機感を感じたガスの部下・マイクは
彼をどうにかすべきだとガスに進言。

何事かを話し合った彼らは、ジェシーを拉致し、砂漠地帯へと車を走らせるのだった。

一方始業時間を過ぎても仕事に来ないジェシーに業を煮やしたウォルターは
ジェシーに電話をかけ、彼がマイクに拉致されていることを知る。

Why is he driving you? Where is he going?
何でお前と彼が車に? どこに行く気だ?(ウォルター)

Beats me.
知るかよ。(ジェシー)

Put Mike back on.
マイクに変われ。(ウォルター)

Hello again.
よお。(マイク)

Mike, tell me now exactly what is going on.
マイク、何が起きてるのか教えてくれ。(ウォルター)

(中略)

You’re gonna have to muddle through this one without him, okay?
お前はジェシー抜きでとにかく仕事をやり抜け、いいな?(マイク)

That’s what’s going on.
それが今起きていることさ。(マイク)


beats me は直訳すると「私を叩け」、何だか不思議な言い回しですが
これは自分を叩いても何も出ないぞ=私は何も知らない、
それが転じて「(私が)知るもんか」という意味になります。

そして muddle through は「どうにか切り抜ける、苦戦しながらもやり抜く」ということで
mud は「泥」、それに動作の繰り返しを意味する le が付加されていますので
muddle は「ドロドロ、泥沼、カオス」といった意味になり、それを through 「くぐり抜ける」、
そこから muddle through は「(妨害や混乱を)どうにか切り抜ける」という解釈になります。



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