ブレイキング・バッド シーズン4 第4話より:
chase one’s tail
意味のないことをする、無駄足を踏む
こってりと打ち合わせをし、準備万端で臨んだ告白の夜、
ハンクを初めとする皆の前で、自分がギャンブル依存症であったこと、
結果として幸運にも大金を得たこと、それを資金として洗車場を買ったこと、
そんな作り話をスカイラーと二人、どうにか演じ切ったウォルター。
ハンクらはあまりの展開に驚きつつも、二人の幸運を祝福する。
そしてひと段落したところで、ハンクは警官仲間から託された事件資料の中にある
W.Wのイニシャルについて心当たりはないかと、ウォルターに意見を求める。
W.W… I mean, who do you figure that is, huh?
W.W・・・ このイニシャルで誰が浮かぶ?(ハンク)
Woodrow Wilson? Willy Wonka? Walter White?
ウッドロー・ウィルソン? ウィリー・ウォンカ? ウォルター・ホワイト?(ハンク)
You got me!
バレたか!(半笑いのウォルター)
(中略)
It’s a poem by Walt Whitman. Your W.W.
これはウォルト・ホイットマンの詩だ。彼が W.Wじゃないのか。(ウォルター)
(中略)
Ha ha ha! I must have skipped that day in school or something.
ハッハ~!俺はそいつの授業の日、きっと学校休んだんだな。(ハンク)
I’ve been chasing my tail about that one, you know? I bet you’re right.
W.Wで無駄足踏んだもんだ、全く。 きっとそうだ。(ハンク)
Well, I’m glad I could be of help.
うんまあ、役に立てて良かったよ。(ウォルター)
chase one’s tail は「意味のないことをする、無駄足を踏む」。
犬を飼っている方はピンと来るかもしれません。
たまに自分の尻尾を追いかけて、クルクル周っている犬が居ますよね、
あのイメージが chase one’s(my) tail 「(自分の)尻尾を追いかける」です。
いくら頑張っても尻尾には追いつかないし、そもそも意味がない行動・・・というのが
よく分かるイディオムですよね。
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