ブレイキング・バッド シーズン5 第11話より:

whatever floats your boat
何でも好きにすればよい、やりたいようにやれ


ジェシーは最終的にウォルターとソウルの奨めに従い、
その道のプロの手を借りて、アルバカーキを離れ
遠い場所で全くの別人として真面目に生きていく決意をする。

そしてソウルの段取りでジェシーの生まれ変わりプランは早々に手配され
ついに出発の日を迎える。

いよいよ出発の時間になり、ジェシーがソウルから最終の段取り説明を受けるシーンからです。

He’ll pick you up, you’ll pay him.
彼がお前を迎えに来るから、お前は彼に金を払え。(ソウル)

He’ll take your ID, he’ll give you a new one.
彼がお前の今までのIDを回収して、新しいIDをくれる。(ソウル)

Good-bye, Jesse Pinkman.
それでジェシー・ピンクマンとはバイバイ。(ソウル)

Hello, Mr.Credit to Society.
真っ当な別人に生まれ変わるのさ。(ソウル)

So, do I get to pick where I go?
で、行き先は俺が決められるのか?(ジェシー)

(中略)

What about Alaska?
アラスカなんてどうかな?(ジェシー)

Alaska, okay. Well, that’s a different vibe.
アラスカね、なるほど。まあ、また違った雰囲気だろうな。(ソウル)

I never figured you for a big moose lover, but whatever floats your boat.
お前がヘラジカ好きとは知らなかったが、何でも好きにすれば良いさ。(ソウル)


credit 「社会的な信用、信頼」。

vibe は vibration の略で「肌で感じる雰囲気、その場から伝わる空気感」。

moose 「ヘラジカ」。

そして whatever floats your boat は
「何でも好きにすればよい、やりたいようにやれ」という意味で
まず floats one’s boat が「その人が幸せになること、興味があること」というイディオムで
それに whatever「何でも、何なりと」がくっついて「何でもお好きにどうぞ」となります。



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