ゴシップガール シーズン2 第8話より:
rock the boat
モメ事を起こす、波風を立てる
セリーナの思い付きから、ブレアに男心について指南するはめになってしまったダン。
どうしてもチャックを振り向かせたいブレアは、
今のところダンの助言を受け止め、ぎこちないながらも友人として接している。
だがルーファスは息子・ダンが明らかに無理をしている様子を見て取り
ブレアと無理やり仲良くする必要はないと告げるが
ダンは彼女を助ける事をきっかけに
セリーナと以前のような友好関係を取り戻したいと思うのだった。
Why don’t we just tell Serena you’re not interested in being friends with Blair?
ブレアと仲良くする気はないと、セリーナに伝えればいいだろ?(ルーファス)
Oh, we just started hanging out again.
だって、ようやくまた俺たち話せるようになったんだ。(ダン)
I don’t want to rock the boat.
セリーナとモメたくない。(ダン)
hang out「(街などを)ぶらぶらする、(友達と)一緒に過ごす、つるむ」。
ここではセリーナと友人として、何気なく一緒に過ごす、自然と集って会話をする、
といった意味で使われています。
一時はすれ違っても互いに無視するほどだった二人ですが
ブレアを応援するという共通の目的を持てたので、今ところ仲良く出来ているようです。
そして rock the boat は直訳すると「ボートを揺らす」、
それが転じて「モメ事を起こす、波風を立てる」となります。
現在の状況をボートに例えると stable「安定」、
船の安定を保つ装置にスタビライザー(stabilizer)というのがありますが、
その stable な状態を崩す rock「揺らす」事は、
すなわち「トラブルを起こす」イメージに直結します。
せっかく皆が乗っているボートを自分が揺らしたくない、というわけです。