Make it snappy

ブレイキング・バッド シーズン2 第9話より:

Make it snappy

(会話などを)さっさと済ませろ、急げ

大量のメスを製造するために、ジェシーとウォルターは荒野の砂漠地帯で過ごしていたが 車のバッテリーあがりに見舞われ、頼みの綱であった自家発電機も壊してしまい 身動きが取れない。 妻スカイラーの携帯チェックを警戒して、助けを呼ぶ連絡をしたがらなかったウォルターだが 仕方なくジェシーの友人に迎えに来てもらうべく、通話を許すというシーンからです。

Look, somebody is going to have to pick us up.

なあ、もう誰かに迎えに来てもらうしかない。(ジェシー)

Your wife is not going to notice one little call.

奥さんだって一回くらいよそに電話したって気づかないさ。(ジェシー)

Mr.White, come on.

先生、頼むよ。(ジェシー)

All right, look, make it snappy. よし分かった、だが話は簡潔にな。(ウォルター)

The roaming drains the battery.

電池を食うから。(ウォルター)

make it snappy は「(会話などを)さっさと済ませろ、急げ」ということで snappy には「きびきびとした、素早く、快活な」といった意味があります。 drain は「排出する、はかせる、(液体などが)流れ出る」、 携帯の電源を食う、消費する、というのは drain で表せるようですね。 でも何でウォルターの携帯をジェシーが使うのか、自分のを使えばいいのにと思いますよね。 実はこの会話の前に、ジェシーがウォルターにこう訊ねるシーンがあります。

You get any bars?

先生の携帯、電波通じてる?(ジェシー)

I've got a signal.

通じてるよ。(ウォルター)

残念、ジェシーの携帯は、この荒野では電波が拾えていなかったのです。 携帯の電波の強さを示す左上の3本縦線は、bar と言い、強さの捉え方は日本と同じ、 1bar なら弱い電波、3bars なら「バリ3」というやつですね。

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