ホワイトカラー シーズン5 第7話より:
break the spell
呪縛を説く、興奮を冷ます、(誰かの希望、良い気分などを)ぶち壊す
ある日、妻エリザベスとのロマンティックなディナーを企画したピーター。
二人の思い出のレストランで語り合っていると
ふいにワインが差し入れられ、ピーターの元彼女・ジルが姿を見せる。
妻の手前、平静を装うピーターだったが内心は妻の顔色を伺いビクビク・・・。
事件の捜査でNYに来たというジルは夫妻のテーブルに陣取り
かつての二人の親密さをエリザベスに見せ付けるように振る舞うのだった。
You okay? Pretty quiet on the way home.
大丈夫かい? 帰り道では静かだったけど。(ピーター)
Well, I didn’t wanna break the spell.
ええまあ、あなたの気分を壊したくなくて。(エリザベス)
Oh, look, honey.
何だって、ハニー。(ピーター)
Jill challenged me.
ジルは私に対抗して来ただけさ。(ピーター)
You know that I didn’t enter Quantico all that sure of myself.
私は訓練所にはもう戻らない、君も僕もそれは分かってるだろう。(ピーター)
break the spell は「呪縛を説く、興奮を冷ます、(誰かの希望、良い気分などを)ぶち壊す」、
spell は「魔法、呪文」ですから
魔法にかかったような状態、ポーッとなった状態を覚ます、壊す(break)、となります。
ここでは元彼女との再会で有頂天になっているところを邪魔したくないわ、というわけで
まあ、完全にピーターへの当てつけであります(笑)。
Quantico(クアンティコ) は、FBI訓練所がある地名の事で
ここでは「訓練所」の意味で使われています。
どうやらピーターとジルは訓練生時代に付き合っていたようですね。