ザ・メンタリスト シーズン2 第19話より:

soft in the head
知恵がない、頭が足りない、ぼける


せっかく捕えたシルヴァンがジェーンの行いによって釈放されてしまい
女性検事・ケリー殺しの犯人捜しは再び振り出しに戻る。

そこでジェーンが目をつけたのは、
ケリーによって懲役刑が確定しそうだったドレイバーという犯罪者。

彼女の死によって恩恵を受けるであろう彼を探りにアジトに乗り込んだジェーンは
そこで車椅子に乗った、痴呆症らしい彼の高齢の母親に話しかける。

I’m telling you, I’ve got nothing to do with the prosecutor dying.
だから言ってるだろ、俺は検事殺しに何も関係してない。(ドレイバー)

And the sylvan guy… never heard of him before I saw him on the news.
それにシルバンとかいう男・・・ニュースで知るまで見たこともねえツラだ。(ドレイバー)

Hello.
どうも。(ジェーン、車いすに乗り、スクラッチくじを削るドレイバーの母に向かって)

Gonna win big! Gonna buy a washing machine.
くじを当てるの! 洗濯機を買うのよ。(ドレイバーの母)

She’s a treasure.
可愛い人だ。(ジェーン)

Hey. You want to leave her alone? She’s a little soft in the head, okay?
おい、ほっといてくれるか? 母ちゃんは少しぼけてるんだ。(ドレイバー)


soft in the head は「知恵がない、頭が足りない、ぼける」。

日本語では“やわらかあたま”と言うと
発想力の豊かな人、柔軟な考え方の出来る人に向けた賛辞になりますが
英語では「頭(脳が)が軟らかい=使い物にならない」というイメージのようですね。

またこれとほぼ同じ「知恵がない、頭が足りない」という意味で
weak in the head という言い方もあり、こちらの方が「頭が弱い」ですから
そのまま意味をイメージしやすいかもしれません。

さらにこの2語では、弱いことと柔らかいことが共通のイメージで用いられていますが
日本を含めアジアの価値観では、必ずしも柔らかいことは弱さではないですよね。

そのあたりの違いも感じるフレーズだと思いました。



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