ザ・メンタリスト シーズン3 第1話より:
up to your neck
深く関わりがある
ハーヴェイ・ダブリンの誘拐事件を調べているリズボンとジェーンは
彼の抱えていた訴訟の中に、CBI局長・バートラムが共に訴えられている事実を見つける。
それはある土地開発に関する訴訟で、
ダブリンとCBI局長はビジネスパートナーに思えるものであった。
この土地開発を巡り、二人の間にトラブルがあったのではと感じたジェーンは
率直に自分の推測を局長にぶつけ、案の定彼とハイタワーを呆れさせてしまう。
Me? I’m your suspect? What are you playing at?
私? この私が容疑者? 一体何のつもりだ?(局長)
Well, I was just wondering why you didn’t tell us this guy was such a sleazebag,
その、あなたは何故か彼の下衆な本性を我々に隠していたし、(ジェーン)
and that you are up to your neck in his grubby business.
彼の汚いビジネスにもどっぷり関係しているでしょう。(ジェーン)
…That’s enough.
・・・もう十分よ。(ハイタワー)
Yes, it is. I don’t have time for this.
その通りだ。こんな茶番に付き合っているヒマは無い。(局長)
sleazebag 「ゲス野郎」。
sleaze には「低俗な、いかがわしい、下世話な」という意味があります。
そして up to your neck は直訳すると「首元まで」、
首元まですっぽり何かに埋まっている、囲まれている、そんなイメージから転じて
「深く関わりがある」という意味になります。
日本語でもヤクザな世界から抜けて堅気に戻ること、
もしくは遊女が遊郭から抜けることを“足抜け”と言ったりしますね。
これも首までその世界(あまり好ましくない環境)にどっぷりつかっている、関わっている、
というイメージから来た表現でしょうから
up to your neck と感覚が通じる気がします。