ゴシップガール シーズン1 第9話より:
almost famous
ブレイク間近、成功目前
親たちの間に流れる妙な空気を逃れ、ダンの部屋に合流したセリーナとブレア。
早速何が起きているのか、セリーナはダンから一部始終を聞き出すのだった。
How serious were they, our parents?
親たちはどのくらいの付き合いだったわけ?(セリーナ)
Uh, I think it’s safe to say that they have… had sex.
うーん、まあエッチはしてたと言っていいだろうな。(ダン)
No, I’m gonna faint.
ウソ、気絶しそう。(セリーナ)
To repeat, we are not related.
繰り返すけど、血はつながってないよ。(ジェニー)
She was a groupie, and he was almost famous.
君のママはグルーピー、父さんはブレイク間近のバンドマンだった。(ダン)
Suddenly, my family seems so sane.
何だか突然、うちの家族がマトモに思えてきたわ。(ブレア)
safe to say~「~と言って差支えない、~と言っても間違いではない」。
faint「気絶する、卒倒する」。
そして almost famous は直訳すると「ほぼ有名」、
そこから「ブレイク間近、成功目前」という意味になります。
almost famous と言えば「あの頃、ペニー・レインと」という映画の原題であります。
この映画はケイト・ハドソン扮するバンドの追っかけグルーピー(ペニー・レイン)と
彼女に淡い恋心を描く音楽ライターを目指す少年を軸にした物語です。
このシーンの almost famous は、この映画のペニーをセリーナのママ、
彼女が追っかけるバンドマンを自分の父になぞらえて
ダンが2人の関係を表したセリフかもしれませんね。
sane 「正気の、まともな」。
ブレアの父は彼女と母をNYに置いて、男性モデルと駆け落ちの末、
パリで暮らしているというパンチの利いた家庭なのですが
アンタ達の家族の話を聞いていたら、それですらマトモに思えてきた、と言っています。