ゴシップガール シーズン2 第2話より:

save your breath
もうお話は結構、何も言わないで、黙りなさい


ブレアはハンプトンから戻り、
立派なパーティーを主催してマーカスにアピールしようと考える。

モナコのグレース王妃の血縁者が彼の元カノと知り、
それ以上の格を見せようと張り切るブレアだったが
マーカスの継母であり侯爵夫人であるキャサリンの目の前で失態を演じてしまう。

想像よりも若く、気の強いキャサリンはブレアの謝罪を無視し
庶民の娘に息子は釣り合わないとはっきり告げるのだった。

Save your breath, Blair.
もういいわ、ブレア。(キャサリン)

(中略)

None of it makes any difference to me,
何をしたって仕方ないのよ、(キャサリン)

because nothing will change the fact that despite your best efforts…
だって事実は変わらないもの、あなたが努力したところでね・・・(キャサリン)

which are completely transparent, by the way,
大体全てがミエミエだわよ。(キャサリン)

Marcus is never going to end up with a lowly Waldorf.
マーカスがウォルドーフのような庶民と結ばれることはないわ。(キャサリン)


save your breath は「もうお話は結構、何も言わないで、黙りなさい」、
直訳すると「息を抑えて」ですから、
はっきりと“もうしゃべらないで”という感じがしますね。

despite~ 「~にもかかわらず」。

ある目標のために色々と努力してきたのに
望みに反して上手くいかなそう・・・という場合に
“(せっかく頑張った)にもかかわらず、結果は良くない”という感じで使われ
逆に結果が上手くいった時は、普通は用いられない表現だと思います。

ここでは despite your best efforts(あなたの最大限の努力にもかかわらず)、
事実を変える事は出来ない、と言っています。

transparent 「透き通った、(向こう側が)透けて見える、透明な」。

lowly 「地位の低い、(身分の)卑しい、下流の」。

ブレアはこれまでNY社交界において家名を蔑まれたことなど無かったと思いますが
(恐らく成り上がりの)侯爵夫人に lowly Waldorf(卑しいウォルドーフ)と呼ばれ
抑えていたブレアのやる気スイッチ(?)が入った模様です。



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