ゴシップガール シーズン2 第4話より:

drop a(the) dime
密告する、告げ口をする


ヴァネッサとネイトはお互いに好意を抱きつつも
ネイトの事情で付き合うことが出来ない。

ネイトはマーカスの継母・キャサリンに経済的な危機を救ってもらう代わりに
彼女の若い愛人となる道を選ばざるを得ず、
加えて彼女はネイトの父の居所をいつでもFBIに密告出来る立場にあるため
ネイトもヴァネッサも彼女に逆らうことが出来ない。

さらにキャサリンはヴァネッサにもネイトとの手切れ金をよこすが
憤慨したヴァネッサは手切れ金をつき返そうと、彼女の屋敷を訪問、
そこでとんでもないスキャンダルを目撃し、一瞬のひらめきで現場の写真を撮る。

ヴァネッサはその写真を使ってどうにかネイトを助けたいとダンに相談、
すると彼はブレアに一切を任せる事をすすめるのだった。

I can’t confront Catherine because the butler will remember me,
キャサリンと直接対決は出来ない、執事に顔を覚えられてるだろうし(ヴァネッサ)

and she’ll drop the dime on the captain.
ネイトのパパの居場所を密告される。(ヴァネッサ)

(中略)

I mean, what do I do?
あたしどうしたらいい?(ヴァネッサ)

Well, you’re not gonna like it, Blair.
うーん、君は嫌だろうけど、ブレアに頼め。(ダン)

Blair? I can’t trust Blair.
ブレア? 信用できない。(ヴァネッサ)

Well, maybe not, but google “revenge” you get BlairWaldorf.com.
だろうけど「復讐」は彼女の得意分野だ。(ダン)

Look, she helped me with Georgina.
ジョージーナの時は俺も助けられた。(ダン)

She’ll know what to do.
彼女なら方法を心得てる。(ダン)


confront 「直面する、真っ向から立ち向かう」。

そして drop a(the) dime は「密告する、告げ口をする」、
dime「10セント硬貨」を drop「落とす」が、なぜこんな意味なのかというと
これは“公衆電話をかける”行為をイメージさせるところから来たのだそうです。

10セント硬貨で公衆電話から警察に通報する=「密告する、告げ口をする」、
由来を知るとなるほど、とすぐに意味がイメージ出来ますね。

ダンのセリフ、google “revenge”(グーグルで「復讐」と検索すれば)
you get BlairWaldorf.com(ブレア.comが出てくるよ)は
そのくらいブレアは復讐の手腕に長けている事を例えた言い方で
そこから「復讐はブレアの得意分野」という解釈になっています。

この google~, you get ~. という文章は、
ある人の得意分野を表すときに色々使えそうな、今っぽい表現だと思います。

復讐の機会が人並み以上に多かったからこそ、腕が磨かれたのかな?と思うと
ちょっとブレアが気の毒にも思えてきます。

願わくば早くチャックと幸せになって欲しいものです。



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