ゴシップガール シーズン2 第4話より:

take the cake
ずば抜けている、ダントツである、一等賞


ヴァネッサはネイトを救うべく、
スキャンダルの証拠写真を手にブレアに相談にいく。

ヴァネッサの写真には、ブレアの恋人マーカスと彼の継母・キャサリンの姿が映っており
衝撃を受けるブレア。

だがヴァネッサの話から全ての事情を理解したブレアは
この写真を使って必ず自分がネイトを救うと、ヴァネッサに約束するのだった。

そしてブレアはまだ何も知らないマーカスをレストランに呼びだし
君と過ごす次の休暇が楽しみ・・・という彼に冷や水を浴びせる。

You sure it won’t be awkward?
それって気まずくない?(ブレア)

Awkward? How?
気まずいって? どうして?(マーカス)

Juggling two women under one roof.
一つ屋根の下で女2人を相手にするなんて。(ブレア)

(中略)

Hooking up with your dad’s second wife?
父親の後妻と不倫ですって?(ブレア)

I thought my family was twisted, but you people take the cake.
私の家族もイカれてるけど、あなたたちの方がダントツね。(ブレア)


juggle「(仕事等を)上手にさばく、器用に処理する」。

曲芸を意味するジャグリングの juggle 、
2人の女性を上手くさばくつもりなの?という感じでしょうか。

hook up「接続する、提携する、イチャイチャする」。

このシーンのブレアもそうですが、もし友人同士のカジュアルな会話で hook up が出たら
多くの場合「デキてる、付き合ってる」といった意味だと思います。

twisted 「捻じれた、ゆがんだ」。

そして take the cake は「ずば抜けている、ダントツである、一等賞」、
直訳すると「ケーキを取って良いよ」
一等賞のご褒美(ケーキ)はあなたの物だよ=「ずば抜けている、ダントツ」となります。

そのまま素直に「あなたが一番素晴らしい」という意味の場合もあれば
今回のブレアのように皮肉を込めて「あなたには適わない」という場合もあるので
前後の文脈で意味を判断する必要があります。

いずれにしてもブレアには気の毒な展開になってしまいました。

しかしマーカスの裏切りに一度は涙するものの、
一旦気持ちを切り替えた後は、写真をネタに強気な態度で侯爵夫人・キャサリンと渡り合う
そんなブレアのタフさが美しく感じられるエピソードでした。



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