ゴシップガール シーズン2 第7話より:
something tells me~
何となく~という気がする、多分~ではないかと思う
チャックはブレアの策略とは別に、
ヴァネッサが守ろうとしている歴史あるバーに興味を抱き
改めて出資の話を詰めようと、バーの主人を訪ねる。
そしてバーの主人と語らうにつれ、
損得勘定を抜きにしても、このバーを守りたいと思うようになるのだった。
You knew Joe Kennedy?
ジョー・ケネディを知ってるのか?(チャック)
Used to come here all the time.
昔はよく来てたよ。(バーの主人)
(中略)
Rum-runner, womanizer, millionaire. He was my kind of guy.
酒好き、女好きで億万長者。 彼は俺と同類だ。(チャック)
They all used to come here back in the day… gangsters, fighters, musicians.
皆ここに来てたさ・・・ギャング、ボクサー、ミュージシャン。(バーの主人)
Dangerous folks, no doubt. But they had style.
確かに皆ヤバい奴らだ。 だが粋だった。(バーの主人)
Something tells me you’d fit right in.
あんたもそんな感じだな。(バーの主人)
That’s possibly the nicest thing anyone’s ever said to me.
そいつは俺にとって生涯最高の褒め言葉だ。(チャック)
ここに出てくるジョー・ケネディとは、恐らくケネディ大統領の父の事ではないかと思います。
大変な資産家、かつ艶福家でもあった人物のようで、
チャックは彼にシンパシーを抱いているようですね。
rum-runner は直訳すると「ラム(のため)に走る人」、
それが転じて「酒の密売人」という意味になり
字幕では「酒を密売する人」=「酒好き」という解釈のようです。
womanizer 「女たらし、女性にモテる人」。
そして something tells me~ は「何となく~という気がする、多分~ではないかと思う」。
fit (right) in 「ぴったり当てはまる、合致する」。
バーの主人にスタイルのある粋な人々と同じ匂いがすると言われたチャック。
チャックの言うように、男性にとっての一番の褒め言葉はそれだろうなと思います。
style というと、日本では多くの場合“体型の良し悪し”を示す言葉として使われていますが
本来はバーの主人がいうような「独自の佇まいや粋なさま」を表す意味があり
スタイルとは“良い悪い”ではなく
“あるか無いか”の話なのだと、ある本に書いてありました。
ですからそれが“ある”というのは、やはり名誉な事なんでしょうね。