ゴシップガール シーズン2 第12話より:
true colors
本質、本性
チャックの父・バートと彼の妻・リリーの間にはこのところ隙間風が吹いている。
それというのも感謝祭の夜に、
チャックが父親の金庫に家族全員の調査ファイルがある事をバラしたためで
バートはリリーのみならず、セリーナやエリックからも冷たい視線を浴びていた。
その金庫の開け方と、中身を知っているのは息子のチャックしかおらず
バートは息子の行動に不信感をあらわにするのだった。
Thanksgiving was a disaster because of those files.
感謝祭はあのファイルのおかげで散々だった。(バート)
You think I don’t know who had the combination to that safe?
あの金庫の暗証番号を知ってるのは誰だっけな?(バート)
Every time I think we’re making progress, you show your true colors.
私たちの関係がうまくいきかける度、お前に裏切られるな。(バート)
disaster 「災害、大惨事」。
combination は「組み合わせ、取り合わせ、配合」といった意味に加えて
「暗証番号」という意味も持っています。
ここでは safe「金庫」の話をしていますので
the combination は「暗証番号」という解釈になります。
progress 「進歩、発展、前進」。
これまでもバート父子の関係は良いとは言えず、
気持ちが通じ合ったかと思ったら、がっかりさせられる・・・の繰り返しでした。
今回も息子を信頼して金庫の事を教えていたのに、勝手に中身をばらされてしまい
バートとしては裏切られた格好です。
そして true colors は「本質、本性」ということで
バートは「(いつも信頼を裏切る)チャックの本性を見せられた」と言っています。
True colors と言えばシンディ・ローパーの名曲が浮かびますが
こちらの true colors は「あなた本来の美しい姿」といった意味でしょうか。
父の期待に添う息子であって欲しい、という思いが強すぎて
バートにはチャックの本当の true colors が見えていないような・・・
誤解され放題のチャックを抱きしめてあげたくなります(笑)。